“今”を生きるPR酒好き女子、恒松智子(39)

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株式会社ご近所という、丹波市のPR会社に務める恒松さん。大阪から丹波市に移住し、PR事業を行っている彼女がPRを通じて丹波市に何を感じてるのか。

きっと丹波市に移住を検討している人のヒントになると考え、取材班はご近所へ潜入した。

 

【取材班】恒松さん、こんにちは!

【恒松さん】こんにちは!

 

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【取材班】PRの仕方を教えてください!!

【恒松さん】いきなりすぎますよ!

移住者インタビューなんだから、インタビューしてください。

【取材班】すみません、

最近「もっと面白い記事を書け」というプレッシャーを周りから与えられている気がして、

ついつい先走ってしまいました。

【恒松さん】知らんがな。

 

地方のPRの仕事がしたくて丹波市へ

【取材班】では気を取り直して。

恒松さんはどうして丹波市に来られたのですか?

【恒松さん】もともと地域で働くことに興味があったんですけど、

特に初めはご近所で働くとか丹波市で働くという明確な目的はなかったんですけど

仕事百科の求人でご近所を見つけました。

ずっとPRの仕事をしていたので、

それを田舎でやりたいなと思って、

ご近所に入るときはPRの人材を募集していなかったんですが

「PR必要ですよ!」と言って入れてもらいました。

【取材班】自分をPRしてPRの仕事でご近所に入ったんですね。

【恒松さん】そういうことになるんですかねー笑

【取材班】PRの仕事って具体的にどんなことをするんですか?

【恒松さん】大阪にいるときは、案件がもともとあって

それをマスメディアに情報発信することがほとんどなんですけど、

丹波市はそもそもそういう案件があまりないんですよ。

ざっくり「丹波市をPRする」という目的でPRを行うので

じゃあどうしたら丹波市をPRできるか、ということを考えることから始まります。

【取材班】なるほど、何をPRするか、まで考えないといけないわけですね。

これまで、丹波市のPRとして行ってきた具体的な事業ってありますか?

 

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【恒松さん】晩酌女子という事業があるんですけど、

「地酒をPRしてほしい」という依頼があったのをきっかけとして実施しました。

私自身、お酒が好きでよく飲みに行ったりするんですけど、

家で1人で飲んでるときに、

テレビを見ながらつまみを適当に食べていた自分を省みたんですけど

「女子力なさすぎだろ」と思って。

もっと美しくお酒を飲んだほうがいいんじゃないかということで

たとえば、素敵な器に注いで飲んでみたりとか、

惣菜をパックのまま食べるんじゃなくてお皿に盛るとか、

飲んだくれじゃないオシャレな感じで飲むことを提案してるんです。

 

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【取材班】恒松さん、お酒が好きなんですね。

自分の好きなことでPRの仕事ができるっていいですね。

【恒松さん】そうですねー、楽しいですよ。

【取材班】自分が楽しいと思ったことをやることが多いんですか?

【恒松さん】そうでもないですよ。

PRの案件って、もともとはとってもシンプルでなんです。

たとえば、丹波の味覚フェアだったり、地酒のPRだったり、移住者を増やしたいだったり。

ものすごくザックリしてて、原石の状態です。

それをどう見せたら楽しくなるかを考えることがPRだと思うんです。

だから、楽しそうな案件になってたら成功ってことですかねー

 

 

PRするということは、地域のことをたくさん知るということ

【取材班】地方でPRする上で気をつけていることってありますか?

【恒松さん】丹波市においては、自分自身が引き出しを持っておいて

相手が「こんな情報が欲しい」といったときに、

そのネタを提供できる必要があると思います。

そのために、いろいろな人に出会ってその人がどんなことをしているのかをたくさんインプットしていくことが大事だと思います。

大阪にいるとき、メディアの人によく話を聞くんですけど

そのときに「こんな記事を書かないとあかんねんけど、そういう情報ない?」と言われることが多く

その時の私はそんなに引き出しがなかったので何もいえませんでした。

丹波市にきたら、いろんな情報がインプットできるので

今まで答えられなかったことがちゃんとレスポンスできるようになったんですよね。

PRするということは、地域のことをたくさん知ることなんだな、と思います。

【取材班】なるほど、心に刻みつけておきます。

 

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晩酌女子はその使命を果すため、昼間にも関わらずお酒の情報をインプット(飲酒)します。 ちなみにこれは、お酒のテイスティングをすることでそのお酒のポップを作成する仕事です。決して、昼間から飲んだくれてるわけではありません。(恒松さんの名誉のために記述しておきます)

 

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お酒のテイスティングにより完成したポップはこんな感じ。

 

【取材班】丹波市に移住してきて実際、どうですか?

【恒松さん】仕事とプライベートの境目がないですね。

悪い意味ではなく、それが心地良いと感じています。

仕事をしている人が地域で一緒に活動する人になるし、

地域で活動していた仲間がクライアントとして一緒に仕事をする間柄になったり、

そのネットワークだからこそ仕事が成り立っているという感じがあります。

【取材班】あー、たしかに地方ってそんな感じですよね。

【恒松さん】そうなんです。

それによって自分の属する場所が仕事だけじゃなくなりました。

自分が一緒に企画しているイベントだったり、

誰かがやってるプロジェクトに参加してたりと、

所属する場所が増えましたね。

【取材班】そういうのって、地方特有というか、大阪にはあまりないんですか?

【恒松さん】大阪に住んでいるときは、ただ家と会社を往復するだけでしたね。

都会っていろいろな人がいて、それぞれが違う目的で動いているのに対して

丹波市に住む人は「丹波市を良くしたい」という思いで行動している人が多い。

だから、自分の仕事をかかえながら、何かプロジェクトに関わっているという人が多いので、

そういう人たちに声がけしてもらう機会が増えました。

【取材班】なるほど、丹波市に住む人は丹波市を良くしたいと考えている人が多いので

同じ考え同士の人で仲間づくりの輪を広げやすいんですね。

【恒松さん】そうですねー。

 

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【取材班】休日はどんな過ごし方をしていますか?

【恒松さん】もっぱら、イベントの手伝いや酒米のために草抜きをしたりとか、

いろいろしていて忙しいですね。

それをしない日は家でごろごろしていますが、

きちんと自分の時間をとるように制御しないと、

何かしらのイベントに関わっては休みが終わってしまいますね。

【取材班】しんどくないんですか?

【恒松さん】楽しいので、大丈夫ですよ。

私、あんまり自分のライフプランがなくて、

一応PRをずっとやり続けていきたいという漠然としたものはあるけど

いくつまでにこれやって、というプランがなく…

その時の思いつきと気分でここまで来ました。

その代わり、1日1日を楽しく過ごしてます。

嫌なことがあっても、お酒を飲んで忘れちゃいます笑

【取材班】なんてたくましい…笑

 

【取材班】恒松さんがこれからチャレンジしていきたいことってありますか?

【恒松さん】2つあります。

1つは、ご近所の働き方についてです。

ご近所を田舎での働き方の先進事例になるようにしていきたいと思っています。

地域にあるPRの形、それをご近所で実現しようと思ったときに

どうしたらいいのかをちゃんと見えるようにしていきたいですね。

【取材班】それもまたPRしていく必要がありそうですね。

【恒松さん】そうですね。

まだまだ手探り状態ですが。

それから2つめは、2拠点居住です。

【取材班】ほほう。

【恒松さん】ご近所の方針は「風の会社」なんですが

1つの拠点にとらわれ続けるのを良しとしない方針なので

2つの町を行ったり来たりしながら

うまく仕事なり暮らしなりを充実させられるようにしたいなーと思っています。

【取材班】恒松さんは、アンチ都会という感じではないのですね。

【恒松さん】全然そんなことないですよ。

都会も地方も好きです!

 

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【取材班】それでは、最後に丹波市に移住を検討している人に対してアドバイスをお願いします!

【恒松さん】とにかく、忙しいですよ、と言っておきます!

丹波市って、巻き込まれることが多いんです。悪い意味じゃなく。

人付き合いが増えるので、

それを楽しめる人がいいんじゃないかなと思います。

私も、ありがたいことに晩酌女子という言葉が徐々に広がっていって、

お酒のイベントをしたいとか、

イベント出展したいというときに

お声がけされることが多くなりました。

仕事以外のところでも声をかけられます。

【取材班】特に恒松さんのように意欲的に活動されている方は、

たくさんの方から声をかけられそうですね!

 

【取材班】恒松さん、ありがとうございました!

【恒松さん】ありがとうございました!

 

【TURN WORDS】

「PR、必要ですよ!!」

もともとPRの求人を募集していなかったご近所へ面接に行ったときに
PRの重要性を自ら説いて、入社することになりました。

 


 

 

風の会社「ご近所」で丹波市のPRを務める恒松さん。たくさんの人との関係を築きながら、多忙な日々でありながら毎日を楽しく過ごせているのは、自分のやりたい仕事をしているからなのだと思います。もしくは、毎日好きなお酒を飲めているからでしょうか…笑

地方と都会の両方の中立的な目線から行う恒松さんのPRの取り組みは、丹波市の隠れた魅力を存分に引き出し、これまで以上によりよいものへと変えていくことになるはずです。