空き家活用サークル 佐治倶楽部

出町 慎さん 関西大学佐治スタジオ 室長。奈良出身の出町さんは関西大学工学部建築学科を卒業後、平成16年に日本建築学会近畿支部事業「シナリオ丹波」設計・計画提案競技にて丹波市長賞受賞。それをきっかけに平成17年丹波市の協力で空き屋を借用し、活動拠点「関西大学佐治スタジオ」を開設。これを機に丹波に関わり続けている。平成23年、住民主体の空き家活用サークル「佐治倶楽部」を設立。
出町 慎さん 関西大学佐治スタジオ 室長。奈良県出身の出町さんは関西大学工学部建築学科を卒業後、平成16年に日本建築学会近畿支部事業「シナリオ丹波」設計・計画提案競技にて丹波市長賞受賞。それをきっかけに平成17年丹波市の協力で空き屋を借用し、活動拠点「関西大学佐治スタジオ」を開設。これを機に丹波に関わり続けている。平成23年、住民主体の空き家活用サークル「佐治倶楽部」を設立。

お話をお伺いした出町さん

出町慎さん

関西大学佐治スタジオ 室長。奈良県出身。関西大学工学部建築学科を卒業後、平成16年に日本建築学会近畿支部事業「シナリオ丹波」設計・計画提案競技にて丹波市長賞受賞。それをきっかけに平成17年丹波市の協力で空き屋を借用し、活動拠点「関西大学佐治スタジオ」を開設。これを機に丹波に関わり続けている。平成23年、住民主体の空き家活用サークル「佐治倶楽部」を設立。
佐治スタジオを拠点に空き家をどうやって有効に利用して町づくりをしていくか、地域の中に入って実践されている出町慎さんにお話をお伺いしました。

伊藤(以下、伊):移住したきっかけを教えて下さい。
出町(以下、出):大学を卒業してすぐの頃で、フリーターをしていました。建築士として身を立てていくために様々なコンペに応募していて、その時公募されていた設計・計画提案競技に「シナリオ丹波」があるのをたまたま見つけ、それに応募したのがきっかけといえばきっかけです。
その当時は特に移住を考えていたわけではありませんでした。
伊:それがどういう経緯で住むことに?
出:僕は大学で建築を学んでいました。建築というと「建物」を思い浮かべることが多いと思いますが、僕は「建物」より「集落」に興味がありました。
まちづくりというとその当時は、今ある建物をと壊して更地にして新しい建物を建てていく…そんなイメージが強かったんじゃないかと思います。
ですが、僕はその町の持つ景観や、住んでいる人たちの文化や群としてなしている町屋、集落などの方に魅力を感じていました。
大学時代には淡路島の方の漁村にあこがれて、移住を考えたこともありました。大学の施設として山の上の一軒の空き家を借りることができ、大学のフィールドワークとして淡路島に行きました。山の上の一軒家は、景色は魅力的だったのですが、今から考えれば、ポツンと立っているのがよくなかった。地域の人たちとの交流には結びつきませんでした。
さて、次に巡ってきたチャンス、丹波市のこの青垣にある空き家は町の集落のなかにあり、町並みは美しく古い建物もまだ残されている。ここはいい!!と思いました。

佐治スタジオ。古い町並みの中にある古民家を改装している

佐治スタジオ。古い町並みの中にある古民家を改装している

伊:佐治スタジオができてから、移住までに期間がありますね。
出:佐治スタジオを作った当初は、大学が来たからといって町は変わらない、どうせすぐ出ていくと冷ややかな意見も中にはありました。僕自身もそう簡単に町がかわるものでないという認識でいましたし、そこはじっくりと活動する姿を見てもらうのがいいと思って、ゆるやかなペースでできることをしていました。
そのうちに2週に1度だった佐治スタジオでの活動が、週に1度になり、週に数日泊まるようになり、帰る日の方が少なくなって、5年ぐらいかけて地域の人たちとの関係性を築いてから移住しました。
僕自身の経験からも、移住をお考えの方にはまず丹波に関わり続けることから始める「ゆるやかな移住」を勧めています。
伊:佐治スタジオの活動の目標は?
出:地元の住民の人と集まって飲んだり、学生とともにイベントを企画したり、空き家のリノベーションをしたり、地元の祭りに出店したりと活動は様々ですが、佐治倶楽部という空き家活用サークルを立ち上げて楽しい「こと」を起こし続けられる場所を目標にしています。

地域の高校生とイベントの準備

地域の高校生とイベントの準備

夏休みに行われたワークショップ。地元の小学生が自分が欲しいと思う建物の模型を作り、ワクワクする楽しい町並みができました。

夏休みに行われたワークショップ。地元の小学生が「自分が欲しい」と思う建物の模型を作り、ワクワクする楽しい町並みができました。

伊:佐治倶楽部にはどのような人が入っていますか?
出:個人会員を前提としていて現在は地域の方30名ほど、市外・学生の方で20名ほどの会員がいます。
地域の人の交流の場としてはもちろん、やってみたいことを試せる場所としても利用されています。
伊:具体的な活動を聞かせて下さい。
出:いつかは自分でカフェをやってみたいなと夢をもっている人が急に店を持つと言っても資金や場所、人などいきなり準備するのは大変ですよね。それならお試しに週何回とか、緩やかにスケジュールを決めてお店をあけるのもいいんじゃないかということで。今、「いしやカフェ」と「カフェUriUca」の2つの会員グループに利用してもらっています。実際にやってみることで新たな気づきがあったり、つながりができたりね。使用料は空き家の修繕費用の一部になっています。
地域の方も町の中が元気になって、喜んでくれています。
この日の本町の家はいしやカフェ開催中。展示してあるカップを選ぶことができます。

この日の本町の家はいしやカフェ開催中。展示してあるカップを選ぶことができます。


チャレンジしてみたい人、歓迎です。
伊:佐治倶楽部には誰でも入れるのですか?
出:空き家を楽しんで使う方でしたら、どなたでも。一般個人会員は年会費3,000円で入会できます。
会員はシーツ代のみで佐治スタジオに宿泊することも可能ですので、気軽に泊りで遊びに来てください。丹波がどんなところかお試しするのにはもってこいですよ。
伊:最後にこれからやってみたいこと、チャレンジしたいことは?
出:佐治スタジオは関西大学と丹波市が連携協定を結んで、大学生がかかわり続けることでできるまちづくりの場になっています。今年からスタッフも2人増えたので、佐治スタジオの運営は後進にまかせて、僕自身は空き家のリノベーションなど本業の仕事へシフトしていこうと思っています。
佐治倶楽部は風を通したり、掃除をしたりと空き家の管理業務も始めていく予定です。
現在、使用している家2軒と管理している家1軒、合わせて3軒。
もうすぐ1軒管理する物件が増えることになっています。
こんな風に空き家が活用できて町が元気になる事業があちこちで出来ればと思います。

まさに僕の人生は空き家と共にありという感じです。(笑)

 

佐治倶楽部
事務局:関西大学佐治スタジオ
所在地:兵庫県丹波市青垣町佐治683
お問合せ先
Tel/Fax:0795-86-7078
Blog:http://sajiaogaki.exblog.jp

会員は、
佐治スタジオ&本町の家が利用できます(無料)
佐治スタジオでカフェやBARなどの企画や運営に参加できます。

 

interview / writing:伊藤由起

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