笑顔の時間をクリエイトする、スーパーバリスタ
北信也(31)さん
田舎に移住してのんびりとした時間を感じながら、自分だけの小さなカフェを経営して。。丹波のみならず、田舎に移住したいと思う方の中には、カフェでの起業を夢見る方も少なくありません。そんな方にとっては、まさに先駆者でもある、丹波のIターンUターンがたくさん集まるcafé ma-noのオーナーバリスタ、北さんを取材してきました!
【取材班】こんにちは〜!
【北さん】こんにちは〜、久しぶりだね〜
(※実は取材班もma-noさんの常連なのだ!)
【取材班】今月もう何回か来てますよ笑
【北さん】あ、そうだっけ、来すぎてて気づかないね笑
【取材班】ところで今日は、「TURN WAVE」の取材です!丹波に来たきっかけや、お店を始めた当時のこと、今のこと、丹波の暮らしなど色々と聞かせてくださいね!
【北さん】もちろん、よろしく〜〜
caféを開業した理由。笑顔がみたかったから。
【取材班】さっそく本題に!北さんは確か、学生の時からcaféをするっていう夢があったんでしたよね?
【北さん】そうそう、きっかけは些細な事なんだけどね、小学校の頃から甘いものを作ったりしてたんだよ。それを学校に持って行ってみんなに配ったり、バレンタインデーに女の子と交換とかもしてたなあ。その時に甘いもの食べるとみんな笑顔になるんだな、って思ったのがきっかけ。
【取材班】おおー、それはぜひクラスに一人はいてほしい存在ですね!重宝されそう!
【北さん】そう 笑 それで高校生になって、進路を考え出した時に「誰かが笑ってる顔をみたい」そういう仕事がしたいって漠然と思ったんだよね。で、甘いものを食べてもらう仕事がわかりやすいなって。誰かを笑顔にするのに、一番簡単だと当時思ったわけ。
【取材班】なるほど、確かに甘いものって元気になるし、笑顔になっちゃいますよね〜。あと、コーヒー苦手な僕でも、ma-noのカプチーノは美味しい!って思う。そういう驚きも、笑顔につながったりするなあ。
【北さん】嬉しいこと言ってくれるね〜 そう、驚きも大事だと思ってて、コーヒーにも、お店の中にもたくさんの仕掛けをしてあるんだよね。
【取材班】確か一からお店作ってましたもんね。
【北さん】そう、本当に壁の塗装から家具作りから、何から何まで自分たちでやった。たくさん仲間が手伝いに来てくれて、関わってくれた人たちがいなかったらma-noはなかったなって言い切れるね。
神戸・東京にいたときの経験
【取材班】ところで北さんって丹波には全く縁もゆかりもないんでしたっけ??
【北さん】いや、生まれは東京なんだけど2回引っ越して丹波の隣の隣、三田市に小学校の時から住んでて、高校は丹波の隣の福知山だったから、学校に通学途中に通ってたっていう場所ではあるんだ。
【取材班】なるほどなるほど、それで開業の時も仲間が集まったりしたんですね〜 高校卒業のあと、都会暮らしでしたっけ?
【北さん】そうそう、神戸に働きに行ってて、最初はパティシエになるためにパティスリーで働いてたんだよね。そのあと、神戸のcaféで働きだしたんだけど、美味しいコーヒーってなんやねん。って考えた時期があって。東京銀座にある、大手のカフェの一番良い店、フラッグシップ店に行ったんだけど、そこで飲んだコーヒーが??って感じだったんだよ笑
【取材班】美味しくなかったんですか笑
【北さん】そう、それがきっかけで、東京に仕事でヘルプに行くようになって。やっぱり働いてると、どこを改善すれば美味しくなるか見えてくるし、改善の提案をし続けたんだけど変わらなかったんだ。
【北さん】でね、ある時仕事中におじいちゃんが来店されたんだけど、当時の店長に「あの人に今思ってること全部言ったら変わるよ」って言われて。よくわからないまま今までの提案を全部言ったら、そのおじいちゃん、会社の会長さんだったんだよね笑
【取材班】すげー笑 何も知らされずに会長に直談判したわけだ笑
【北さん】そう笑 そしたらまあ驚くくらい会長のトップダウンで現場が変わったんだ。早かったな〜。マネージャー達は相当困惑したと思うよ笑
【取材班】なかなか爽快な話ですね笑 そのあと、ma-no開業でしたっけ?
【北さん】あ、開業の前にその会長がポケットマネーで作った会社のカフェに呼んでもらって、少し働かせてもらってたよ。
【取材班】会長から直接スカウト!すごいなー!
4周年を迎えたma-noの、一番の魅力は
【取材班】今年の10月で4周年ですよね、4周年パーティ楽しかったな〜〜
【北さん】そうそう、来てくれてありがとう〜何せやってる自分が誰よりも楽しかったからね笑
【取材班】北さんいつもそんな感じですよね笑 自分が一番楽しんで、それがお客さんにも伝わって伝染していくような感じ。
【北さん】うん、それはある笑 お客さんには本当に恵まれてるなあ。
【取材班】北さんは、ma-noの一番の魅力ってなんだと思います??
【北さん】そうだな。やっぱり「人」かな。美味しいものって世の中にいっぱいあるし、楽しい事もいっぱいある。けど、同じ方向をみてる面白い人が集まってるma-noは、ここにしかないって思ってて。オーナーである自分がいなくてもma-noは成り立つから、ma-noの魅力は「人」かな。
【取材班】確かに。なんかちょっと空いた時間に立ち寄ると必ず顔見知りがいるのも魅力だなって思いますね!イベントとかもたくさんやってるから、どこかしらで出会ったり繋がったりしてますもんね。
【北さん】丹波の魅力でもあると思うけどね。いろんな人が繋がってて、そしてもれなく面白いっていう笑
【取材班】確かに笑 まあ面白い人が特に集まってるってのもありますよね。
【北さん】そうだね、ma-noは国道沿いじゃなくて、一本中に入った裏手にあって、しかも2階まで上がっていかなきゃいけないっていう事もあって、ちょっと入るまでにハードルがあるんだよね。でもそういう、「自分で選んでくる人」にフィルターをかけたいなっていう想いは最初から持ってた。だから面白い人が集まるかも。
cafe、コーヒー。丹波暮らし
【取材班】じゃあちょっと最後に、記事を見てくれてる方への質問。丹波暮らしどうですか??
【北さん】楽しすぎる。
【取材班】いいっすねその答え笑
【北さん】最高だよ笑 もちろん全員に適応するわけじゃないと思うんだけどね、敷かれたレールに乗るんじゃなくて、自分でクリエイトしていく人、していきたい人にとって、こんなに楽しくて住みやすい場所はないんじゃないかって思うよね。
【取材班】確かに。笑
【北さん】常に「なんでなん?」って思って生きてきた人とかね。笑
【取材班】我々のことですね笑
【北さん】そういう人はこっちに来たら、確実に居心地いいと約束する笑 もちろん、ma-noにも来てほしいな!
4周年を迎えたma-noさん、森の中にハンモックを吊り下げて、コーヒーを楽しんだり、朝から登山して山頂で朝ごはんを食べながらコーヒーを頂いたり。日常の「当たり前」にプラス@の華(コーヒー)を添えるイベントは、田舎暮らしの魅力も感じられる、楽しい企画ばかり。移住前に一度、遊びに来るのも丹波暮らしを感じる一つの良い方法かもしれないですね!
【TURN WORDS】
この建物(ma-no)にいてる、「何か」に呼んでもらって、来れた気がする。