移住者インタビュー

Vol.20 / 2016.10.15

ヨガ・デザイン・Web制作、ヨガの教えを広めるマルチな男

渡辺顕(49)さん

丹波市でヨガをしたりデザインをしたりホームページを作ったりラジオをしたりと、

マルチな活動をしている男性がいると聞いて取材班は駆けつけた。

 

【取材班】こんにちはー

【渡辺さん】あ、こんにちは〜

 

 

なんかすごくゆるい感じのあいさつで登場した渡辺さん。

彼は一体どんな人物なのか、どうしてそんなマルチな活動をしているのか俄然興味が沸いてきました。

 

本業はヨガ。余暇でデザインとWeb制作

【取材班】渡辺さんってとてもマルチに活動されていますけど、

本業は何なのですか?

【渡辺さん】本業はヨガですよ。

【取材班】ヨガ、ですか。

【渡辺さん】時間的には、他のことをやっている時間のほうが長いんですけど

金銭的にはヨガで収益を得てます。

週に数回、ヨガ教室をやってるわけですけど、

それだけだと時間が余りまくるんですよ。

【取材班】余りまくるんですね。

【渡辺さん】嫁と二人でやってるから、余計に。

【取材班】あ、奥さんと二人でされてるんですね。

【渡辺さん】そうそう。

それで、嫁は余った時間を使って鍼灸の専門学校に最近まで行ってて

最近卒業したみたいで、それで開業しました。

私は、何やろうかなと思って、

素人だったけどWebとグラフィックを0から始めたんです。

【取材班】えっ、0から?

【渡辺さん】そう。

とはいっても、4年前の話ですけど。

 

 

仕事が成功する秘訣は”潜在的マーケット”

【取材班】初めての割には、上手いこと仕事されてますよね。

【渡辺さん】それはマーケットが準備できていたからだと思います。

【取材班】マーケットというと?

【渡辺さん】潜在的マーケットがあったんですよ。

みんな、自分が顔を知っている範囲の人で

チラシを作ってくれる人やホームページを作ってくれる人を

潜在的に待っていたんです。

だから、私はデザインやWebを始めたときに

「渡辺さんがやるなら、頼みたい」という人が出てきたんです。

【取材班】なるほど。

【渡辺さん】ヨガもそうですよ。

【取材班】ヨガも潜在的マーケットがあったんですね。

 

ヨガを始めようとしたきっかけ

【取材班】そもそもどうして丹波市でヨガを始めようとしたんですか?

【渡辺さん】きっかけはかなりダーツに近いんだけど…

4年前に丹波市に移住してきたんですけど、

丹波市に移住してくる半年前までは嫁と東京にいたんです。

あることをきっかけに、家と仕事を引き払って「ヨガを勉強しにいこうよ」ということでインドに嫁と二人で行きました。

それでインドで勉強して、

インドから帰るときに「東京はもういいかなー」ということになり

丹波市に移住してきました。

【取材班】適当に丹波市に決めたのですが?

【渡辺さん】そういうときどうしたらいいかを複数の友達に聞いたら綾部をおすすめされたんですけど

嫁が「綾部はちょっと違う」と言って。

それから、古い友人の友人が丹波の不動産屋だったので

ヨガをやりたいと言ったら場所を貸してくれたんです。

そこを自宅兼ヨガハウスとして利用しています。

【取材班】それはラッキーですね。

 

 

一枚岩の移住者ネットワーク

【取材班】実際に丹波市に移住してこられてどうですか?

【渡辺さん】人のネットワークがいいですね。

タイミング的にもちょうどいい時期に入ってきたというのが大きいです。

私が4年前に丹波市に移住してくるちょっと前に、

Iターンのネットワークが発足していました。

その頃に丹波市に移住したので、発足時の一枚岩状態を継続してたんです。

Iターン特有の「どこそこのグループに属している」というのがないので

人とネットワークを築きやすいのです。

丹波市に移住するなら、今がチャンスですよ。

【取材班】今がチャンス!

 

 

 

渡辺さんの今後のチャレンジとは

【取材班】渡辺さんが丹波市で今後チャレンジしていきたいことってなんですか?

【渡辺さん】本当に私が興味を持っているのはヨガの思想なんですけど

それを語る人になりたいなと思っています。

それをどういう切り口でやっていけばいいかなと考えています。

それで、近日やろうと思っているのがトークライブです。

トークライブっていうと、ちょっとちゃらい感じですけどね笑

ちゃらくないのでいえば、教祖様の法話的な感じで行いたいと思っています。

【取材班】え、なんか、宗教でも開かれるんですか?

【渡辺さん】いや、なんかそれはまずいかなと思っていて、座学としてのヨガをしていきたいという感じです。

ヨガをやると宗教的な意味だけじゃなくて精神的に救われるんです。

物事の本質に触れると、人は救われます。

それがヨガとか仏教が目指しているところなんですけどね。

そういう話をする人が日本には非常に少ない。

禅宗を含めて、日本の仏教って現世の利益に侵されている。

私はそれ以前の原始仏教のような話をしていきたいんです。

【取材班】なるほど、座学としてのヨガですか。

 

渡辺さんは丹波市のお寺「無量寺」にてヨガのトークライブイベントを開催。
また、今後も同種のイベントを継続して開催計画中とのことです。

 

丹波市はスモールビジネスに適している

【取材班】これから移住したいという人にアドバイスをお願いします!

【渡辺さん】スモールビジネスという観点でみれば、

マーケットは完全に整っています。食っていけます。

実際、会社で働くのは都会のほうがいいかもしれないですけど、

スモールビジネスの起業であれば、

むしろ都会じゃないほうがいいですね。

少なくとも都会である必要はないと思います。

第三者的目線や外から目線を得るために、

地方都市に住むのはすごくいい考えだと思います。

一回外に出ないと足がすくむだけですから。

ということで、毎日楽しいから早く来て下さい♥

【取材班】だそうです、移住に迷っている皆さん。

 

 

【取材班】渡辺さん、今日は取材を受けていただきありがとうございました。

ヨガに興味わいてきました。

【渡辺さん】それは良かったです。

 

【TURN WAVE】

「綾部はちょっと違う」

この辺へ移住となるとだいたい綾部をおすすめされるんですけど

嫁が「綾部はちょっと違う」と言ったので丹波市に移住することになりました。

実際、古民家のいい物件も手に入ったし、

人のネットワークもいいしで結果的に丹波市で良かったなと思います。

 


 

 

ヨガを中心としてデザイン、Web制作など、地域にまだないものをスモールビジネスで提供する渡辺さん。地域に溶け込みながら自分のしたいことをやるその姿勢は、丹波市の魅力を存分に引き出し、移住者にとっての道標になり得るのではないでしょうか。

渡辺さんが言うように、丹波市の移住者ネットワークは今一枚岩で動いています。今丹波市に移住することはベストな選択肢かもしれませんね。

 

トモ・ヨーガ丹波、東京 ホームページ http://tomoyoga.org/