|開催レポート|R7_丹波市起業家ネットワーク「イーWa!」イーWa!茶論(第2回)

株式会社まちづくり柏原、丹波市商工会、そして我々たんば“移充”テラス3者合同で始めた、起業家ネットワーク「イーWa!」。
R7年度、第2回目“イーWa!茶論”を、先日7月27日(日)、129bakeryにて開催いたしました。
当日の参加者は、10名+お子さん3名でした。
灼熱の晴天が続く中で、体調不良の方が沢山出てもおかしくないなと思っていましたが、無事に開催できました。
主催者挨拶もほどほどに自己紹介タイム

今回は女性起業家&女性で起業を考えている方々の交流会、ということで、まず最初に、初めましての方全員と名刺交換をしていただく時間を設けました。
サクっと終わる予定が、想定外にワイワイと、一気にボルテージMAX。会場のクーラーが追い付かない程室温が上がり。
予定の倍以上の時間を使いましたが、今回の趣旨は、「女性起業家&女性で起業を考えている方々の交流会」。
盛り上がることは良い事かなと思い、スケジュールを無視して進めることに。目的達成重視なので、予め予定していたスケジュールを無視することがしばしばありますが、それは目的の為にとやっていたりします。
恐らくこれからもそうなんですが、場を見て判断しています。予めご了承ください。
トークセッション「“起業”と“繋がり”」

129bakeryの持留恵さんと、元129スタッフの足立直子さんを交えて、「“起業”と“繋がり”」のテーマでトークセッション。
今回、お二人にはトークセッションすることはお伝えしておりましたが、資料の用意や、何のテーマでどんな話をするのかを予め準備してもらわらないようにしていました。
準備してもらうと、準備されたお話をすることになり、場を読んで内容を変えるとか、参加者の様子をみて話題を変えるとかができなくなるので、本当の意味で、参加者の皆さんの為になる話ができるのかが怪しい気がするんですね。
なので、何の準備もせず、フリートークに近い形で、その時感じたこと、思った事を率直にお話いただきました。
持留恵さんのお話の中で、「繋がりを作る為に大事にされていることや考えていることはあるか?」と伺った際に、「受けた恩は倍返し」というパワーワードが飛び出して一同爆笑。
ご両親譲りの考え方だそうですが、これは言うのは簡単ですが、やり続けるのは大変なこと。でも、
「受けた恩は倍返し」し続けるとどうなるでしょう?
持留さんに何かしてあげた人は、即座に恩を倍返しされるので、もはや何かしてあげた感覚が失われ、借りができた気になりますよね。倍返しされているから。
なのでまた、その恩を返そうと何かしたとしても、即座に恩を倍返しされるので、また借りができる。「持留さんにはお世話になりっぱなしや」という感覚になります。
こうしていると、借りは作らないけど、貸しはいっぱい作っていることになりますよね。そうした繋がりを沢山作っていると、もし仮にピンチが訪れた時、助けてほしいと言わずとも、こぞってあちこちからお世話になりまくった人たちがようやく返せると集まって来るイメージがつきますよね。
あと何より、客観的に見て、持留家のすごいところは、本人たちは別に貸しをつくりたくてそうしてる感じではなく、「なんやかんやしてあげたいからしてるだけ」みたいな感じなんですよね。人として尊敬しますね。
そんなこんな、繋がりと一言でいっても、色んな繋がりがあって。でも、それらは名刺を交換するだけで得られるかと言われればまた話が違って。
本当の意味で、今の自分と、これからの自分にとって、必要な人との繋がりはどういったものなのか。参加者の皆さんにとって、考えるいいきっかけになったのではないかと感じた時間でした。
残った時間はお茶会

持留恵さんと、足立直子さんに、それぞれお茶会の為の飲み物とお菓子をご用意いただき。
長年共に働いてらっしゃった、息の合った連携プレーがまた久しぶりに見られて、以前からの常連客としてもなんだか微笑ましい光景でした。

ここ数年、コロナ禍になったことで人と集まりにくくなり、顔を合わせる機会が減ったり失われたり。コロナ禍が過ぎた今も、以前までと比べて人と出会う、話す機会そのものが随分と減った印象を受けています。
その為、一言でいえば、「雑談不足」に陥っている人が多々いらっしゃるんだろうな、という感覚が、日々移住相談や日々の生活の中であったりします。
雑談って、地味に有能であり、地味に必要で。
特段、今抱えている問題や悩みが、人に話すことによって直接的に解決する訳ではないけど、話すことで楽になったり、スッキリしたり、そうした悩み事に「しゃーない、向き合って頑張るかあ」といった糧になったりします。
コロナ禍を過ごすうちに、なんとなく人と出会うことが億劫になったり、人と話すことが面倒になったりしている自分がいる、といった話もよく耳にしますし、雑談の有難みを忘れ去るには十分な時間が過ぎました。
でも、起業されようとしている事業の大半は、人と関わってこそ収益があがるもの。人と関わらずに、人を介することなく収益があがるビジネスモデルを考えていらっしゃるケースはごく稀。
今回の時間をきっかけに、今後ますますのご発展をしていってくれれば幸いです。
今年度の残りの予定
今年度も、昨年度までと同様、全5回を予定しています。
残り3回の詳細はまだ未定でこれから固めていきますが、今運営側で話しているのは、以下のような感じを予定しています。
◆農業関連事業者向け ◆ビジネスの種を見つけるフィールドワーク ◆ビジコン
かれこれ本ネットワークも3年目。内容をますます充実させていきたいと思っています。乞うご期待!
イベントレポート
興味の湧くイベントが見つかったら、チェックしていこう。