イベントレポート

イベントレポート 2024.03.30

|開催レポート|たんば”移充”計画「地域のお母さんとお味噌作り」

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たんば”移充”計画では、丹波市へ移住された方が、地域に根付いてより豊かな暮らしをするお手伝いをするため、交流会を実施しています。


2024年2月10日(土)「地域のお母さんとお味噌作り」を開催しました!

今年度最後となる第5回「たんば”移充”計画」のテーマは味噌作りです。
本イベントでは「氷上つたの会」の秋山さんに講師を務めて頂きました。

イベント詳細はイベントページにて!

氷上つたの会とは…?

参加者は3組4人でした。
作ってみたいけど、まだ作ったことが無いという方がほとんどで氷上つたの会の秋山さんのお話を興味津々に聴いてらっしゃいました。

さて、先ほどから名前の出ている「氷上つたの会」とは一体…?
平成5年に地場食材を利用した加工品づくりをきっかけに始まったつたの会の活動で丹波のお母さんの味、ほっとする味を伝えるべく、活動されている団体です。
普段は味噌だけでなく、様々な農家の伝統的なお料理や保存食を製造・販売されています。
最初は漬物作りから始まった氷上つたの会ですが、今では漬物だけに留まらず、味噌やジャム、餅など多数の加工食を製造されています。

作業に取り掛かる前に味噌の話をしてもらいました。
日本に住んでいるなら大半の人が口にしたことがあるであろう日本を代表する調味料「味噌」
身近な存在ではありますが意外と知らない部分もあり、秋山さんから説明して頂きました。
赤味噌と白みその違いは塩分量で決まり塩分量が少ないほど麹の甘みが際立ち、20日ほどで完成するそうです。
また、「九州の方では麦麹を使用した「麦みそ」を使う地域があるそうです。
こんなにも身近な調味料ですが、味噌の奥深さを感じる話でした。

いよいよ味噌作り!

味噌につてい知れた所で早速味噌作りを体験していきます。
今回、それぞれで作ることになった量は1組5㎏でした。
まず麴に塩をまぶしていき、麹の固まっている部分は潰していきます。
麹をつぶしていくだけでも麹の良い香りが部屋中に漂っていました。
麹の塊をつぶし終えたところで塩を投入!

更に混ぜ合わせ最後には煮豆を投入します。
煮豆は煮るところから始めると前日から水につけて仕込む必要があるとのことで、用意をして頂きました。
豆が硬い場合は煮汁が必要とのことでそちらもお持ちいただきました。
今回は煮豆が程よい硬さで煮汁は不要でしたが飲む人もいるということで…いざ、試飲!
口に近づけるとほんのり豆の香りがし、少しとろみがありました。
味は甘みがあり、後から豆の味が広がりました。

そうこうしているうちに煮豆とも混ざ合わさり、次にいくつかの塊に丸めていき、それぞれが持参した容器の中に詰めていきます。
こねて、丸めて粘土のようで見ていて童心に帰っていくような感じがしました(笑)
丸めた味噌を詰める時は空気が入らないようにぎゅうぎゅうに詰めていきます。
「持ってきた容器に入るだろうか?」と少し不安になられている方もいましたが、全員無事に詰めることが出来ました。
お店で買う場合500g~1kgが普通なので確かに一度に5kgという量は想像しにくいなと参加者が味噌を詰める姿を見て感じました。

あとは自宅で1kgほどの重しをして保管し11月ごろに完成ということで…。
「まだ先の完成ですが楽しみです!」という声が聞こえました。

味噌作りを終えて…

予定時間よりも早く味噌作りが終わり、講師の秋山さんが色々とお話をしてくださいました。
「煮豆の作業さえこちらでしてしまえば、火を使わないので子供でも安全に体験ができ小学校で教えたりもします。こねたり丸めたりが楽しいようでみんな進んで味噌作りに参加してくれるんです!」とお話しくださり、確かにこの作業手順は子供も楽しめるのは納得でした。

お話で特に興味深かったのは「納豆菌」の話。
味噌作りなのになぜ納豆の話が?となりますが、このような発酵食品を仕込む際、納豆菌は非常に要注意な菌だとおっしゃっていました。
うっかり菌を付着させた状態で仕込んだならば、納豆化するそうです。
因みに豆に限らずあらゆる食材を納豆化させるとのこと…。
そして、その日の食事で納豆を食べただけでも感染させる恐れがあり、秋山さんはじめ氷上つたの会の方々は味噌の仕込み期間は納豆を食べないそうです。
恐るべし納豆菌…、そして今後自宅で味噌を仕込まれる方はご注意を!

今回は移住者の方々に味噌作りを体験して頂きました。
皆さん、いつか味噌作りをしてみたいという思いをお持ちだったので楽しんで頂けました。
実際に調味料として料理に使えるのは数か月後ですが、完成した暁にはご自身の仕込んだ味噌で食卓を囲んでらっしゃる姿が目に浮かびます。

今回、味噌作りの様子を撮影していましたが、端末の不具合により写真が全滅してしまいました。
以下画像は他のスタッフが撮影した貴重な一枚となります。

 

たんば”移充”計画とは

丹波市への移住希望者や移住された方が、地域に根付いて豊かな暮らしのお手伝いをするために、交流会を実施したり、移住者向けのおすすめ情報などを発信するプログラム。

詳細や過去の開催レポートは「たんば”移充”計画」からご確認ください。

 

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開催されたイベントの様子を、参加した相談員の視点でレポート!
興味の湧くイベントが見つかったら、チェックしていこう。