|開催レポート|たんば”移充”計画 交流会「活動報告会」
「たんば”移充”計画」では、丹波市へ移住された方が地域に根付いてより豊かな暮らしをしていただくために、移住者と地域の方との交流会を実施しています。
本年度2回目の移充計画は「活動報告会」です。
いつもとは少し違う切り口で、これからの丹波に暮らす皆さんを支えるための交流会の機会を持ちました。
テーマを「これからの田舎暮らしを考える」とし、大人19名と子ども1名ほかスタッフも含めて総勢20名あまりが集合。昨年度のたんば”移充”テラスの活動報告に加え、会場全体でディスカッションを行いました。
たんば”移充”テラスに寄せられる移住相談の件数も、実際に移住する人の数も増加傾向。
まずは現在の丹波市による移住に関する取り組みや、取り巻く現状と傾向についてご紹介しました。相談に来られる人と実際に移住する人の2軸から、それぞれの年齢層など属性、相談の方法、移住する理由や目的などから、なぜ丹波に移住するのか?を考察しました。わざわざ現在の生活から一歩踏み出し新天地へ移り住むには、何か目的があります。転勤など自分の自由意思による決定ではないものから、自然あふれる場所での子育てや出会った仲間と新しい仕事をするなど、個人それぞれの理由があり、その目的を果たせる場所として丹波を選んだ人たちが移住する。さらにその決断を決定づける重要な要素の一つに、人のつながりがあることをお話ししました。
※なお、当日資料「平成30年度たんば”移充”テラス活動報告」はPDF形式にて、こちらからご覧いただけます。
※当日のご参加が難しかった方で詳細をお知りになりたい方は、たんば”移充”テラスの窓口にお越しください。また自治会単位などでご説明差し上げることもできますので、お気軽にご相談ください。
これからの田舎暮らしを考える。
第二部のディスカッションでは、様々な意見が飛び交いました。スタッフ自らが実体験を共有したり、中立な相談員としての意見を述べたり。匿名とは言えデリケートな内容。人前では言いにくいと感じた人も多かった様子で、代わりに手元にメモをしたりアンケートの裏に意見を書いた人もありました。
アンケートでは鋭い意見も。
一部の移住者は日役にも出ず村づきあいをしなくて困っている。自治会の総会では意見が言いにくく、頑張って発言したら役員にさせられそうな圧を感じる。など、日々疑問に感じつつも解決策が得られないままになっている様子が伝わってくるコメントが多く寄せられました。中には「自治会長という役割はこれからの地域に本当に必要なのか?」という根本的な問いかけもあり、今回の交流会がそれぞれの中で丹波での暮らしを考え直すきっかけになっていることが伝わってきました。
一方で、ポジティブな意見も少なくありませんでした。最後に、たんば”移充”テラスのスタッフを勇気づけた一文をご紹介しておきます。
丹波が良いところだから外から人が移り住んでくるし、ここに住んでいる私たちが幸せに暮らしていればそれを見た人がまたやってくる。私はそういう(状況があるという)情報をこれからも自ら(の知識として)アップデートし、周りに伝えていきたいと思っています。
たんば”移充”計画では、引き続き移住後の生活が充実するようなきっかけ作りや繋がり作りをするための交流会を実施していきます。次回、交流会もお楽しみに。
過去の開催レポートや詳細は「たんば“移充”計画」からご確認ください。
今年度もTurn WaveHPにてイベント開催についてお知らせしていきます。お楽しみに!!
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