|開催レポート|丹波市起業家ネットワーク交流会(第1回)
株式会社まちづくり柏原、丹波市商工会、そして我々たんば“移充”テラス3者合同で始めた、起業家ネットワークの初回交流会を先日8月20日(日)、丹波の森公苑・里山スクエアにて開催いたしました。
当日の参加者は、20名(+子ども1名)でした。ちなみに男性9名、女性11名。起業済の方が9名、起業前の方が11名。
※なお、関係者はカウントしておりませんので、写真に写っている人数は多めになっています。
主催者代表のご挨拶からスタート
最初は主催者側を代表して、株式会社まちづくり柏原の岡林利幸さんからご挨拶。
今回、3者担当者の切なる願いとして、『お堅い集まりにしたくない!』というのがありまして、関係者含め、参加者の皆様には「是非とも普段着でお越しください!」とアナウンスしておりました。お堅い会はね、もうあるんですよ、いっぱい。「こうしなければいけない」みたいな空気が極力ないようにしたかったんですね。
あと、交流を謳っていながら関係者がスーツでピシッと居られると、なんだか「迎える側」と「迎えられる側」と線が引かれる印象がありますよね。関係者ともしっかり交流していただきたかったので、全員普段着とさせていただきました。
それでも最初、やはり初めての集いということもあり、ピリッとした緊張感が漂っていました。日曜日の休日に出会うくらいの空気感を目指していたんですが、今後の課題です。
主催三者の事業紹介
株式会社まちづくり柏原、丹波市商工会、たんば“移充”テラスそれぞれ、どのような事業をしているのか、簡単にご説明させていただきました。
やはり、商工会からのご紹介で参加された方は、残り2者と接点が無かったりします。3者一緒にやろうとなったからには、微妙に事業領域が被る部分がある訳なんですが、それは3者とも関わっていないと見えにくい部分。分かりにくいところもあるだろうということで、説明させていただきました。
起業家ネットワークの趣旨説明
今年度からなぜこの起業家ネットワークを行うことになったのか、その背景と趣旨を説明させていただきました。
昨年度まではコロナ禍において、企画してもダメになる可能性が高すぎてこういった直接集まる会をやろうという気持ちにどうしてもなりませんでした。5類になったことは一つの契機でしたし、オンラインではやはりリアルを補いきれない部分があるという実感もありました。
すでに同じような集まりが丹波市内にあれば我々もやろうとはならなかったんですが、やはりいずれかのコミュニティに紐づいていたり、特定のコミュニティに紐づくと特定の色があり、規模的にも市内全域とは言い難いところもあったので、起業に関する誰もが参加できるような大きな括りの集まりにしたく、やってみることとなった次第。
全員と名刺交換タイム!
ここでアイスブレイクも兼ねて、会場にいるはじめましての人全員と名刺交換するまで終わらないという時間を設けました。
こういった人数多めの交流会の時に、一人ずつ前に立って自己紹介したりすることがありますよね。あれ、覚えられないんですよね。おまけに「あの人と繋がりたい!」と思っても、その後プログラムがなんだかんだあって、話す機会が作れず、そのまま会が終わってしまって話せず「ああ、うん、まあ、また今度何かの機会にでも・・・」となりがちで、かつ連絡先も分からないから余計に接点も持てず。
そうならないように、全員ととりあえず名刺交換しちゃうということにしました。これが結局、この日一番盛り上がりました。「もうこれで終わっていいんじゃないかな?」と思ったくらい(笑)
なんだか、このプログラムは今後も続きそうな予感がしました。恒例行事化の可能性大。
グループワーク「この会の名称を考えよう」
一息ついたあと数人ずつ、出来るだけはじめましての、異業種の方々と4グループに分かれて、この会の名前を考えていただきました。各自、今後この会ではどういうことをしてほしいのかも合わせて。
自分と異質な人との話し合いはとても面白いもので、自分と「当たり前」が違っていたり、「常識」が違っていたりします。その違いが、時に触発を生み、新しいものが生まれる気がするのです。
以前、宇宙に飛んでいくスペースシャトルの燃料がどうしてもうまく詰めこめず、宇宙にまで発射できずにいた時に、科学者の話し合いに色んな業種の人間を混ぜて議論したら、花火職人がさも簡単そうに「そんなもんこうやって詰めたらええやん」といって実現させたみたいな話を聞いたことがあり、同じ価値観の人たちで話し合うことの限界はどうしてもあるんだろうなと思っています。
本会の、これまでの情報発信、メディアに取り上げられた記事で、もし誤解があったら申し訳ないんですが、この会の名前をまだ決めていません(起業家ネットワークが正式名称ではなく、仮なのです)。
今後どういう内容を行っていくかも参加者の皆様からのアンケートを元に考えていく、ことだけが決まっています。
それは、先に名前や内容を決めてしまうと、参加者の皆さんはもうそれに「乗るか、反るか」の選択しかなくなるからで、そういう一方通行のネットワークにしたくなく、今後運営側にも積極的に関与してもらって、一緒に創っていきたいと考えています。
色んなアイデアを頂いたので、今後、どうなっていくのか、我々も楽しみです。
昼食、自由交流タイム
午前中、皆さん話過ぎて腹ペコになったところで、昼食。
今回、食事をご用意いただいたのは、あっとかいばらで出店されている、アリエッタさんと掬さん。食後のデザート、コーヒーまで。一瞬で腹いっぱいでした。
所感
アンケートにも目を通しましたが、皆さんやはり横の繋がり、交流をしたかったんだなあというのがとても実感できた一日でした。
何のために交流するのか?となれば、当然自身の事業の為というのが本来の目的かと思うんですが、その為にもまずは何より交流なんじゃないかと思っています。
はじめましての、これまで出会ったこともない人からいきなり、「これお得ですよ!」「価値ありますよ!」といくら熱心に商品やサービスを勧められても、不思議と『考えときます』『いや、うん、別にいいんで』『いいもんかもしれんけど、あなたからは買わない』となったことありませんか?
やはり、まずは交流して、仲良くなってから『この人ともっと話したい!』『この人の話をもっと聞いてみたい!』『この人と仕事してみたい!』となる気がしています。
運営側としては、もっと色々やれたことあったなあという反省点もあり。今後に活かしていきますね。
次回は10/7(土)『café ma-noに聞く!丹波市内で飲食店を経営し続けていく為のヒント』
第2回目は、主に起業検討中の人向け。現時点で起業検討中の方々のうち、飲食業関係での起業を予定している人が多かった為、飲食業にフォーカス。
丹波市へIターンし、café ma-noを開業してから早11年。Caféだけでなく商品の製造・卸やホテルの開業、遠隔地(屋久島)での2店舗目展開や大工仕事まで行う代表の北さん。
飲食業だけでなく様々な領域に踏み込んでいく北さんに、これからの時代この丹波市内でどうやって飲食店を続けていくのか、どうすれば経営し続けていけるのか。そのヒントを参加者の皆さんで探っていきたいと思っています。
起業済の人も、ご興味あれば参加可能です。
参加申し込み&起業家ネットワーク登録は、以下からお願いします!
【丹波市起業家ネットワーク申込みフォーム】
https://forms.gle/pwDkkQifZ1aEsEFB8
※ネットワークにメールアドレス等をご登録いただくと、次回以降の案内もお知らせいたします。
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