|開催レポート|たんば”移充”計画「はじめての機械で稲刈り」
たんば”移充”計画では、丹波市へ移住された方が、地域に根付いてより豊かな暮らしをするお手伝いをするため、交流会を実施しています。
2023年9月24日(日)、「はじめての機械で稲刈り」を開催しました!
イベントの内容は「はじめての機械で稲刈り」、タイトルの通り「稲刈り機=コンバイン」に乗って行う稲刈りを参加者に体験していただきました!
農業を生業とされる(専業農家)足立篤夫さんから稲刈りの方法や農業のあれやこれやを教えて頂きました。
直前まで天候がはっきりせず、開催できるか不安でしたが無事、予定の日程での開催になりました。
イベント詳細はイベントページにて!
まずは参加者の自己紹介
当日の参加者は参加者は4名(1人は見学者)でした。
参加者は、現在、奈良に住みながら近い将来農に関わる暮らしがしたいという男性。赤目自然農塾に通った経験もあり移住後は自然農にも挑戦しようとされています。
来年の退職を機に、大阪から移住して米作りと野菜作りを考えているご夫婦。手作業での稲刈りも経験がおありとのこと。
丹波市と兵庫県川西市の2拠点で暮らし、丹波市の拠点には農地もお持ちの男性。現在は子ども食堂の支援をされています。
やはり「農」に関わる内容だっただけに皆さん農に関わりたい、既に関わっているという方が参加者に集まりました。
集合場所が青垣町にある神社、佐地神社ということもあり足立さんが佐地神社の話をしてくださいました。
芸能の神、天宇受賣命(あまのうずめ)をお祀りする神社の本社とされ、1300年の歴史があるそうです。
1300年もの間、この土地を守ってくれているんだなと感慨深くなりました。
と地域のことも知って頂きながら、本題の稲刈りへ…。
待ちに待った稲刈り体験!
ある程度、お互いのことが分かった所で、稲刈り体験をする田んぼへ移動することに。
田んぼに着いた途端、参加者からは「すごい、広い。どこまでが耕作されている田んぼなんだろう…」という驚きと疑問の声が上がりました。
足立さん曰く「39枚、7ヘクタール、内お米は5町(5ヘクタール)作っています。目の前に見えているところだけでなく、奥にも作っている田んぼがあります」と聞いたときには更に大きな驚きの声が上がっていました。
まずは足立さんがコンバインの操縦の見本を。
ざわざわ…がやがや…、「コンバインのスピード早くないですか…。乗らして貰えるのは分かってるけど、いきなり一人で操縦するんですか?」という不安の声が続々と上がっていました。
最初は足立さんが横に乗って下さると分かり、安堵の表情を受かべながら、いざ各々の番になると少し緊張した面持ちでコンバインに乗りこむ参加者たち。
普段から車の運転をされている方が多いためか皆さん早い段階で付き添いなしで操縦されていましたが、戻ってこられると「車の運転とは違っていて難しかった。」、「特に刈り取る高さを調整するのは車には無い機能なので難しかった」と話されていました。
難しさを体感した半面、達成感のある表情もされており、更に関心を持たれている様子でした。
稲刈りを終えて…
約2時間かけて約2.5反ある田んぼの稲刈りを終え、休憩も兼ねて各々の感想や質問をする時間になりました。
「1年に1回のことなので、10年続けてもたった10回しかできない事。その数少ない機会の中で効率よく行う工夫を考えられているのは凄いと思った」や「自身は子ども食堂への提供物を正規の値段で買っているが今回の体験で苦労を肌身で感じ、改めて農家さんにも還元される行動を取りたいと改めて思った」などの参加者の声が出ました。
足立さんは機械がお好きでトラクターに様々な機能をカスタムしているというお話をして頂き、参加者もトラクターの細部まで見て説明に耳を傾けておられました。
長年の経験と工夫が詰まっているなと感じました。
また、足立さんのお話の中には米は水によって味が変化するというお話もあり、同じ市内でも地域によって味が異なるという話をして頂きました。
最後には足立さんのご厚意で収穫した今年の新米を頂けることに。
思いもよらないお土産に、「いつも食べているお米と食べ比べできますね」と参加者は嬉しそうな表情をされていました。
コンバインに乗ったこと、農家さんの生の声を聞くことができ、参加者にとって有意義な時間になりました。
たんば”移充”計画とは
丹波市への移住希望者や移住された方が、地域に根付いて豊かな暮らしのお手伝いをするために、交流会を実施したり、移住者向けのおすすめ情報などを発信するプログラム。
詳細や過去の開催レポートは「たんば”移充”計画」からご確認ください。
イベントレポート
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