|開催レポート|たんば“移充”計画:熊の研究者から聞きたい!丹波の里山くらしと自然動物との関わり方
「熊の研究者から聞きたい!丹波の里山くらしと自然動物との関わり方」開催しました!
毎日のように熊のニュースが飛び込んでくる!
一体何が起こっているのか訳が分からない!
そんな恐怖に慄くばかり。
里山の地域に住む私たちは、日頃どんなことに気を付けておくべきなのか、
熊などの野生動物との関わり方を知ることから、地域での取り組み方や、隣人やご近所さんとのお付き合いの仕方もより協力的になるはずです。
移住者間の交流に留まらず、地域に住む住民同士の繋がりも持てることは暮らしを豊かにする大切な事柄と思います。
今回のたんば“移充計画”は、
全国的にも珍しい森林動物研究センターが丹波市の青垣町にあり、日々野生動物の研究に情熱を注ぐ若き研究者のお二人にお話を伺いました!
イベント詳細はhttps://teiju.info/event/17147
パネルディスカッション
プロジェクターを使い、お二人の研究をされている熊のことを中心にお話を伺いました。
今回の移住計画は少人数ながらも、少人数だから出来る!ディスカッションの場になりました。
参加者の方々も私も、「何故、何、ナーニ?」好奇心の波が押し寄せた子供が、親に何でも聞くみたいに熊の習性や発見に驚き、お二人のお話に
反応して、質問とそれを拾い、答えや構想などが飛び交う、学びの移住者交流になりました。
中でも、三國さんがお話された、兵庫県東部の熊たち。
どうやらどんぐりはあまり食べないらしい説が会場をざわつかせました(笑)。
「うそー!じゃあ何食べんのさ!」
熊の便からも分かるように、果実を好んで食べているということです。
その他にも興味深いお話が盛りだくさんでした。
熱気冷めやらぬ間に、では野生動物の痕跡を探しに近くの森の方へと探索に行きましょう!
と、その流れで移住者の皆さんと森へ繰り出しました。


移動の間も移住者同士で話が盛り上がり、遠足気分で和気あいあいな雰囲気でした。
狩猟免許もお持ちの三國さん、数日前に餌を置いて定点カメラの設置をしてくださいました。
写真右端はその定点カメラの録画をみんなで見ている様子です。
そこには、鹿が一頭、警戒しながら餌を見に来ているのが映っていました!
野生動物の夜の世界を垣間見れたのが、リアルで面白かったです。皆さんも興味を示されていました。
中写真から分かるように、防獣用フェンスに大きな穴が…
こういう事態は普段から見回りをしていないと気付かない事だし、そもそもどこの管轄で見回って、修繕するの?
これからの地域での課題点も見えてきました。
また、地域のごみ捨て場の近くにあるイチョウの木に、熊の爪痕があるのが確認されている!と聞いた時は驚きでした!!
ごみ収集場所から目視できる程の近さであり、何も知らずに普段の生活をしている私たち。
漠然と恐怖心だけが先に立っている事にも、問題が潜んでいるかもしれませんね。
今回の移住計画は、人と野生動物について楽しく学びました。
個人的にですが、情熱を持って野生動物と向き合っている学生さんが、丹波市には居られることが嬉しく、頼もしいなと、思いました。
また、専門分野でご活躍されている人とのつながりを持つことで、知識が深まり、
移住者の方々のみならず、地域住民として交流を持てるような場所作りの一歩になれば、嬉しく思います。
たんば”移充”計画とは
丹波市への移住希望者や移住された方が、地域に根付いて豊かな暮らしのお手伝いをするために、交流会を実施したり、移住者向けのおすすめ情報などを発信するプログラム。
詳細や過去の開催レポートは「たんば”移充”計画」からご確認ください。
イベントレポート
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