≪お試しテレワークレポート≫丹波市のお試しテレワーク 内田様 滞在記
2019年2月27日〜3月2日、さらに12~15日の二回にわたって、お試しテレワークの企画で来丹された内田様。
普段はウチダケイスケのハンドルネームで活動される「ランドスケープデザイナー」なのですが、他にも多くの肩書を持ち様々な事業を手掛けておられます。まずはご紹介から。
本業は、公園緑地や庭づくりのデザインを行うミドリカフェ(兵庫県神戸市)の代表。地域の資源循環や人と自然に優しい場づくりなどを行う事業を手掛け、緑と暮らすインテリアやエクステリア商品も取り扱っています。同時に、神戸大学の学術研究院としてお隣の篠山市では地域おこし協力隊のコーディネータも務め、最近では丹波・篠山地域の森林保全に取り組む事業「八百材舎」を立ち上げられました。
そんな内田様との出会いは2年前。移住関係のイベント会場としてミドリカフェにお邪魔したのが初回でした。こじんまりとした会でしたが、都会の中に在りながら、丹波市の空き家を地域の資源として捉えたまちづくりに携わるゲストのお話を伺うにはピッタリの空間でした。
それから時が流れ、丹波・篠山でたんば”移充”テラスのスタッフと再会。ちょうどこちらで拠点になる家を探している最中と伺い、良質な環境の中で作業に打ち込みつつ、拠点となるかもしれない地域でのネットワークも広げられると、お試しテレワークにご参加いただきました。
春日町大路地区にあるシェアハウス「フラワーハウス」にて歓迎会
スケジュールの関係で2回に分けての滞在となりましたが、いきなりの交流会からスタート
一番左に写っている内田様と、同じくテレワーク中の2人も含むワカモノ3名とセンパイ3名というメンバーで、予定していた終了時間を大幅に延長してのお食事会でした。それぞれのキャリアについて、人生の失敗について、これからのチャレンジについて。内田様は普段からワカモノとの交流は多いそうですが、いつもの職場環境から離れた非日常の中で、肩書を横に置いて色々な人と語りあう時間は貴重と話されていました。
滞在先のある下三井庄(しもみのしょう)の風景
全期間を通じて滞在先に選んだのは、Turn Waveでも取材をした農家民宿「三井庄の里」
春日町大路でも集落の一番端にあり、すぐ裏手が山で3方を畑に囲まれた民家です。1日1組のみの受け入れなので、ゆっくりとテレワークに集中してもらうには最適。普段は神戸で暮らしている内田様曰く、女将の三井様の程よい心遣いと鳥の声で朝を迎えられるような環境で、お仕事がはかどったとのこと。丹波で暮らす私たちにとっては普通のことも、お試し移住だから味わえるリアル体験となるのかもしれません。
そんな内田様、ご本人のブログ「KAY UCHIDA」に今回のテレワーク体験を書いていただいています。
普段の取り組みや彼のライフスタイルに関する記事と併せてチェックしてみてください。
≪編集後記≫
これまでのテレワークでは、人との出会いに感銘(衝撃!?)を受ける人がとても多かったのですが、内田様にとっては春日町大路の自然や地域の環境そのものが響いた様子。大都会神戸に住みながらも、緑や森林との関わりを深く持って活動されている人だからこその視点だったと思います。移住のお手伝いをするとき、地域に暮らす私たちはどうしても、キーパーソンや見どころをご紹介しがち。でも、一見なにもないようにみえる里山の情景や営みのなかでこそ体験できる時間が貴重なこともあるはずです。私たちとしても改めてその価値を再認識できる機会となりました。
そんな時間の過ごし方にご興味ある方はぜひ、たんば”移充”テラス「Turn Wave」にお問い合わせください。
イベントレポート
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