イベントレポート

イベントレポート たんば"移充"計画 2019.05.13

|開催レポート|「たんば”移充”計画」交流会 『マリオさんと野草の天ぷら』

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「たんば”移充”計画」では、丹波市へ移住された方が地域に根付いてより豊かな暮らしをしていただくために、移住者と地域の方との交流会を実施しています。

2019年度も始まりました!たんば”移充”計画 交流会!
今回のたんば”移充”計画は、【マリオさんと野草の天ぷら】
春日町にある大路こどもの森を会場に、野遊び研究家の山崎春人氏をゲストにお迎えし
春の野草を採りその場で天ぷらをしました!!

当日はお天気も良く「野草日和」
参加者は大人11名、子ども9名で開催。
子どもたちは早速走り回り、追いかけっこやたんぽぽを摘んだりして楽しそうに遊んでいました。

この方が、今回ゲストとしてお越し頂いたマリオさん。
あの有名キャラクターと同じくお髭がチャームポイント!そして奥様はピーチさんです(^^)
マリオさんは17年前にこの大路地区に移住して来られた、移住の大先輩でもあります。
まだまだ「Iターン」や「移住」という言葉も聞きなれなかった時にこの地へ移り、「よそ者」である自分たちが受け入れてもらえるにはどうしたらいいかということを、日々考え実践されて来られた方です。
よく移住相談窓口でも「大路地区には移住者が多い」とお話ししますが、先輩移住者の努力があってこその「今」があるのですね。

 

さて、話は交流会に戻りましょう!
自己紹介をした後、さっそく野草探しに入ります。
この日のお昼ご飯は野草の天ぷらということもあり、自分たちが取った野草が食材になるため大人も子どもも気合が入ります。

近くの川沿いをみんなで歩きながら次々と野草の紹介が入ります。
「この草を摘んで手のひらで擦り合わせる。さてこの匂いはなんでしょう?」

「あー!何か知ってる!でも何だろう?」
「えー、俺草の匂いしかしない。(笑)」
そんな話を大人がしていると、参加者の1人の子どもが「さくらもち!!」と元気に答えました。
やはり子どもの方が素直で嗅覚もいいのでしょうか。大正解!
ちなみにこの野草は“ハルガヤ”という名前でした。

「次はこれ!この草を摘んで上の部分を取って。 ピーーーー♪」
笛の様に吹くとピーっと可愛い音がします。“すずめのてっぽう”です。
そうと知れば、みんな夢中で草を摘み次々と挑戦します。

あれ?鳴らない。


「ピーー♪」  鳴った~~~!!

まるで参加している大人の方が子どもに戻ったようです。
私も私も…と、無邪気に楽しむ参加者の姿が「自然体」で
本当に良い笑顔をされていました。

野草を探しながら、開放的な空間と参加者の温かい雰囲気に
参加者同士の話も弾みます。
今回は移住希望者・Iターン者・地元出身者の方が参加されていたこともあり、
散策をしながら「丹波での生活ってどんな感じですか?」「やっぱり冬の寒さは厳しいですか?」
など、思い思いに情報交換。
室内の移住相談会やかしこまった場所では聞きにくいことも、野外では聞けるのが不思議です。

最後に立ち寄った土手にも、宝物がたくさん生えていました。
「“かんぞう”は生で食べても甘い。天ぷらや酢味噌和えにしたら美味しい。」
そう聞いた男性の参加者はまるで少年の様に両手いっぱいにかんぞうをGET。
親が自然体でいると、不思議とどの子ものびのび遊ぶ。
親子ってシンクロしているんでしょうね。

さて、野草もたくさん摘めたところでこどもの森に戻りお昼ご飯にしました。
持参したおにぎりと野草の天ぷら。
付近を散策しただけで、20名の参加者がお腹いっぱいになる程の食材が取れました。
これでもう食糧難になっても強く生きていけますね!(笑)

そして、子どもの森の中にはツリーハウスやターザンロープなどがあります。
公園にあるような遊具はありませんが、小さな川にかかる丸太の橋を渡るだけでもスリルがあり
子供たちにとっては刺激が多い場所です。

「ロープもっと揺らして~~!」
「山の上まで登ってみたい!」
「見て~トンボ捕まえたよ!」
大きな声を出しても走り回っても怒られない場所。
でも少し危険が潜む場所。遊び方は十人十色です。

「自分の子だから自分が見なきゃ」というのではなく、自然と大人が交代で子どもを見合います。
今日初めて出会った人たちですが、大丈夫。
みんなが子どもたちを見てくれているという安心感が漂います。

その姿を見て、
『移住をしたらこうやってみんなで子どもを育てる環境を作りたかった』と話す参加者様。
移住し周囲に知り合いも少ない中「本当にそんな子育てができるだろうか。」と少し不安を感じていたようです。
けれども、今回のイベントに参加してみて
「自分がしたかった子育環境は、自ら作り出すことも可能ではないか。」と
感じたことをイベント終了後にスタッフへ教えて頂けました。

「マリオさん!今度、私たちが企画するイベントにも来て下さい!」
「私の家の裏山でも子どもが遊ぶ場所を作れますか?」
今回は講師であるマリオさんと繋がることで、参加者の方が自ら楽しいことを作り出していく
そんなきっかけにもなった交流会でした。

たくさんの理想や希望を持って丹波市に
移住して自然の中での生活には満足しているが、

「本当はやりたいことがあったんだ。」
「1人ではできないけど、大人になっても楽しむことを大切にしたいんだ。」など
そんな想いを持つ方は意外と多いのではないでしょうか。

そんな移住時の夢や理想を叶えるのに必要だったことは、実は『人との繋がり』なのかもしれないな
と感じさせられた今回の交流会でした。

たんば”移充”計画では、引き続き移住後の生活が充実するようなきっかけ作りや
繋がり作りをするための交流会を実施していきます。

次回、交流会もお楽しみに(^^)/

 

\\たんば“移充”計画とは//

過去の開催レポートや詳細は「たんば“移充”計画」からご確認ください。

今年度もTurn WaveHPにてイベント開催についてお知らせしていきます。お楽しみに!!

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