相談員ブログ

相談員ブログ 2023.02.16
菅沼加奈子

今年もお味噌を作りました。

こんにちは。木曜日担当の菅沼です。

2月に入り、1月にどっかり積もった雪も解け、春の気配がし始めたと思ったら、昨日再び雪が降りました。
今週末は厄神さん(厄除大祭)が開催されます。毎年、厄神さんの日には雪が降ると言われており、それが最後の雪で、厄神さんが終わるとやっと春が来るそうです。

さて、毎年2月には欠かせない恒例行事が他にもあります。
「お味噌作り」です。
SNSでも、みなさんお味噌作りをされている様子が続々UPされてますね。

私が初めてお味噌を作ったのは、息子がお味噌汁を好きになった2歳くらいの時。子育てセンターのサークル活動の一環で作りました。その時は少量しか作らず、しかも保管の仕方が悪かったのか半分以上がカビにやられてしまいました。でも、ほんの少し残った手作りお味噌の美味しさに感動し、翌年から少しずつ作る量を増やしていきました。
菅沼家3人で、お味噌の消費量は一年間でおよそ5キロ。ここ数年はこの5キロのみを作っていました。
しかし作ったお味噌全部を一年間で消費するのではなく、一年以上寝かしたお味噌も食べたみたくなり、今年は過去最大量の10キロに挑戦してみました。
一緒に作る友人宅の分も合わせると、25キロ!お味噌作り5年目、ちょっと量は多いけど、やることは変わらないからすぐに出来るだろうと油断していました。

まずお味噌作り当日、朝のうちに材料の購入に走ります。(お味噌作りをしたことある人は、もうこの時点で間違っていることに気づかれているでしょう。)

ここ数年は、材料は春日町野村にある婦木農場さんでお世話になっています。ここの畑で育てたお米を使った麹と大豆を買うことが出来ます。※2月いっぱいは毎日麹を作っているそうです。
婦木農場さんの麹はそのまま食べると、お米の味がぎゅっと濃縮されたような美味しさで、味見をし出すと止まらなくなります(笑)そんな麹で作るお味噌が美味しくならないわけがない!ので、お塩にもこだわりたくなるのですが、「海」のお塩なら何でもよいそうです。

麹と大豆を購入した足で塩を購入し、友人と合流したのはお昼過ぎ。
ゆっくりのんびり使う道具を洗って消毒し、さて大豆を圧力なべで茹でますか。という段で間違いがあることに気が付きました。

お味噌づくりの工程その①
・一晩たっぷりのお水に浸けた大豆をゆっくりコトコトと茹でます。

私の手元にある大豆は袋に入っており、どうみても一晩浸けた物ではありません(笑)

すぐさま、「一晩って何時間!?!?」と言いながら予定を確認し、翌日の夕方から作業することに変更しました。しかし、ここでもまだ認識が甘かったことに翌日思い知らされるのです・・・

一晩浸けた大豆は2倍ほどに大きく膨らんでおり、大きな漬物樽の8分目ほどまでありました。その量を見てやっと、今回のお味噌づくりは例年通りにはいかないのではないかということに初めて気が付きました。しかし、大豆は十分に膨らんでいます。今から作業を進めるしかありません。

そこそこ大きな圧力鍋2つをフル稼働して、茹でては豆を入れ替えて茹でるを6~7回繰り返し、すべての大豆を茹できるのに3時間。
大きなタライに麹を広げ、塩を馴染ませるのにもとても時間がかかり、
またそこに潰した大豆を混ぜる工程は時間だけでなく力もそれなりに必要で。
それでも、美味しいお味噌が楽しみな私たちはひたすら笑いながら、最後まで作り切りました。

全ての材料が混ざったお味噌を丸めるのにも、それなりに時間がかかったため、味噌樽に詰め込み、重しを乗せた時にはもう深夜前でした。

来年は、ちゃんと段取りよくやろうと決意したお味噌作りとなりました。

 

================

たんば”移充”テラス「Turn Wave」
菅沼 加奈子

-*-Profile&message-*-
島根県益田市出身。
高校卒業後は進学を機に大阪へ。2016年2月にパラグライダーをするために丹波市へ移住。

================

段取りが悪かったため、今年のお味噌作りには参加できなかった息子ですが、「美味しいお味噌をたくさん作ってくれてありがとう」と感謝の言葉を伝えてくれました。

Facebook
Twitter
pocket
Pocket
hatena
Hatena
LINE
LINE

投稿者


月別