相談員ブログ

相談員ブログ 2023.08.14
中川ミミ

目に見えないものについて、農家さんから学んだ話

こんにちは!月曜日担当の中川ミミです。

田舎暮らしといえど、私の暮らしには畑を耕すという要素はありません。農地が付いていない物件を買ったし、プランター栽培が成功するのもたまにだし、虫もあまり得意ではないし。

でもお百姓さんの何にでも工夫がある暮らしとか、自然のリズムや摂理には興味があって、最近では、見直され始めた自然農法に関するドキュメンタリー映画の上映会にお邪魔したり、光合成細菌を使った土づくり講習会の企画をお手伝いしたり。

そういう所にも、娘と一緒に出掛けます。
土づくり講習会のお話しで「地球上に最も古くから存在している生き物は菌。その歴史を1年で例えると、人間が生まれたのなんて、大晦日のゆく年くる年が聞こえるくらいのタイミング」「地面の下では、土の中にあるあらゆる成分と、そこに住む微生物と、植物の根がお互いに作用し合っている」「人間の目には見えないところで、根っこが成長しながらその表面が剥がれ落ち、土の栄養になる」と。動画に移る、顕微鏡で見た根っこの成長の様子に驚く横顔から、7歳児には難しい話だったかなと思いました。

でも、この時のお話しと、途中で寝てしまったドキュメンタリー映画「To which we belong」と、何度も見たアニメに原作があると知るや朗読(←実話)をせがまれた「ナウシカ」が、いつの間にかリンクしていたようで、この日以降彼女が描く植物の絵には全て、根っこが。さらにはその周りにゴマ塩を振ったような点々が描かれ、聞けば微生物だとのこと!

丹波のような田舎には、農に関わる様々な活動をしている人が沢山いて、ちょっと情報収集をしてみるだけで色々な人と出会える。近づく台風の対策など、自然との闘いの中で仕事をする直接畑を耕していない家庭でも親子ともに気づきがもらえる環境があります。そして近づく台風の対策について見聞きするなか、都会で暮らしていた時には報道情報から断片的にしかとらえられていなかった生産現場の様子がより近くに感じられ、リスペクトと感謝を改める日々です。そしてまた一つ、子どもと一緒に体験するからこそ見えてくることも多いと実感した出来事でした。

※写真は、北海道で土づくりを大切に農業をされている薮田さんが、微生物のお話しを聞かせてくださっている様子。

#丹波市 #丹波市移住 #移住
================

たんば”移充”テラス 中川ミミ(42)

【プロフィール】
エチオピア生まれ丹波市青垣町育ち。世界各地で学び働き暮らして、2015年から再び丹波。仕事にも子育てにも、妥協しない!と日々奮闘中。一般社団法人Be 代表理事。

【ミミより情報】
ちなみに木の横にはよく家族が描かれます。母の頭はアフロで、同じ筆跡で描かれた鳥の巣が乗っかっています。木に巣をしようと思ったけど間違って頭の上で卵を産んでしまって、そのまま親鳥がひなの世話をしているという設定。田舎ならではの子育てを…とか思ってみても、子どもは子どもということだと思います。

Facebook
Twitter
pocket
Pocket
hatena
Hatena
LINE
LINE

投稿者


月別