【起業】補助金関係はどういったものがあるのか?
こんにちは~。井口です。
4月から新年度が始まり。
4月はコロナウイルスの影響で移住相談に来られる方は少ないのではないかとの予想でしたが、結果だけ見ればほぼ例年通り。
5月末までは対面での相談をお受けできない中でもこうして相談の連絡を受けている状況ですので、直接の対面ができない中でも対面時と同じように応対できる体制整備が急務なのだなと思う今日この頃です。
今年度からは主に“起業”をテーマにした内容を書いていこうと思っていました。
自分自身もこれまで法人を3社ほど立ち上げてきましたし、応援的立場で起業をお手伝いした先が何社も出てきていますので、それなりに知っているつもりでいます。
この、移住相談の現場でも起業(すでに起業はされていて、丹波市に移住し事業を始めるといった内容含む)に関する相談はこれまでも受けてきました。ですので、参考になれば幸いです。
まず最初に今回は、「補助金関係はどういったものがあるのか?」について。
なぜこれが最初なのかと言うとそう、期限があったり、予算の上限に達すれば終了してしまうものがあるからです。なので早めのお知らせとして。
補助金関係は
◆丹波市が支援するもの
◆県が支援するもの
◆国が支援するもの
◆商工会が支援するもの
等
実は結構あります。
今年度はコロナウイルスの影響で国からのメニューが増えそうですが、今のところ確定しているメニューだけお伝えします。以下3つ。
①丹波市:新規起業者支援事業補助金
https://www.city.tamba.lg.jp/site/shinsan/h25shinkikigyousyashien.html
補助内容は家賃補助ですね。
「事務所を除く専ら商業的な活動を日常的に行う店舗等の賃借料を支援します。1月当たり賃借料の2分の1以内の額、60,000円を上限とし、最大12ヶ月分を補助します」
②兵庫県:
https://web.pref.hyogo.lg.jp/work/cate3_310.html
兵庫県は今年度メニューが豊富ですね。Uターン起業、シニア起業、若手起業、女性起業等。
補助内容は色々ありますが、応募が2020年6月末とか7月末とか割と短いです。ご注意ください。
③商工会持続化補助金:
https://r1.jizokukahojokin.info/
持続化補助金はこれまで事業開始から2年目以降の小規模事業者に対するものでしたがコロナの影響で新規創業でも利用可能に枠が広がったと伺っています。
それぞれ、項目の重複がなければ併用可能とのこと(例:家賃補助を①でも②でも利用するというのが不可)。
色んな補助メニューがありますね。色々あるので、どれをどう活用するのがいいのか悩んでしまうかと思います。
なので、補助メニューを活用する際に、一番大事なことは
「一人で考え込まずに早めに相談する」
これです。いっぱいあるので、全部ある程度知っている人に聞くのが一番早いです。
胸張って言えることではないですが、僕は日頃から何でもめっちゃ周囲に相談します笑
結局、一番安全で結局、一番早いのです。
早めに話を伺っていれば、枠がもうじきなくなりそうです!といったお知らせも出来るでしょうし、何か困ってることありますか?とネック解消に向けて支援することも出来ます。
重複しないようにどれをどう活用するか?もお話ができます。
また、商工会からの推薦や企画段階で商工会へ相談に行っていることが条件になっていたりもします。
日頃から、この移住相談窓口では丹波市商工会と日々情報交換等やりとりをしています。
商工会というものにあまり馴染みがない方も多いと思います。僕も大阪在住(サラリーマン)時代には商工会とは何の縁もゆかりもありませんでした。
しかし、丹波市商工会は近隣の市区町村と比較しても会員数がとても多く、丹波市内で事業を行う事業者が約2000社加入(個人法人含む)しており、事業を行う人は相当な割合で加入している珍しい地域です。
ですので、移住相談窓口に起業のご相談があった場合、ほとんどの場合で商工会の起業担当をご紹介することになります。逆もしかり。
こうした補助メニューのご相談もお伺いしますし、やろうとしている事業が丹波市でどうやったらうまくいくか?みたいなところから、書類作成、税務、労務のご相談等、これまでも幅広く応じてきています。
また、やはり丹波市へ移住してこられて事業を始められる事になるわけですから、我々としても失敗してほしくない、うまくいってほしいですので、しばしばとてもシビアなお話になることもあります。中には、やめておかれることを勧める結果になることもあります。自分でもさすがに言い過ぎたかなとか、冷たすぎたかなとか、自分のことを完全に棚にあげてようゆうたなとか思う時があります。でも、幸せになってほしいからこそと予めご理解ください。
最後に、意外と大事なことなんですが、補助金の費用対効果も念頭に入れておく必要があります。
これを“補助金の後腐れ”と表現したりしますが、要は、もらえる金額よりも手続き等の作業が膨大で振り返ってみると普通に働いた方が良かったとなることがあります。中には何年間かに渡って報告を求められるものもあったりします。
なので、受けようとする補助メニューの“後腐れ”がどれほどのものか、きちんと確認しておかれることをお勧めします。
という訳で、丹波市での起業をお考えの方は、
「内容がどれだけ詰まっているかに関わらず(←意外と重要)、お早めにご相談を」
ということでした。
では!
追伸:起業に関してこれ聞いてみたい!というテーマがあればご意見をお寄せください。可能な限りお答えしたいと思っていますので。
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たんば”移充”テラス「Turn Wave」
裏方担当 井口元(37)
~プロフィール~
大阪市生まれ吹田市育ち。
ひょんなことから2012年12月に丹波市へお引っ越し。
株式会社ニュービレッジ計画発起人。二児(4歳娘、2歳息子)の父。
~最近の一コマ~
写真は事務所の裏の風景ですが、日が沈むのが遅くなってきました。もうなんだか春終わった気がする・・・
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