古民家購入は見えないところも要検討
こんにちは~。井口です。
7月の下旬頃。仕事が終わって家に帰ると、嫁氏から一言。
『今日、水道メーターのおばさんが来て、漏水してるかもってさ』
いつも大体一月8,000円前後の水道料金が跳ね上がっておりました。34㎥て。一ヶ月でどうやって使うねんという感じですな。逆に問いたい。
なにやら、家のあらゆる蛇口を閉めてもパイロットメーターが回っていたそうで。
我が家は賃貸でお借りしている古民家で、築40年程。
正直、家を探している時はもう結構切羽詰まっていたので、居住空間だけ見て即決したこともあり、水道がどうとかそういう細かいところまで見たり考えたりしておらず。
いずれこういう事態も起こるかなとおもっていたことがまさに今現実に。
※漏水が疑われる時に渡される紙がこちら
翌朝、パイロットメーターを見てみますと、確かに回っている。止水栓(水道供給側(道路側)から来る上水を止める栓)を閉めてもどうやら回っている。
知り合いの業者さんに電話して聞いてみたら、止水栓を締めても回る=止水栓orメーターが故障=止水栓&メーターは市の所有になるので丹波市上下水道お客様センターへ電話するようにとのこと。
早速電話してみたら即日来てくれて交換してくれました。
※写真右側が道路側、左が家側。メーター右の栓が止水栓。
早速、交換してくれた止水栓を締めてみると、パイロットメーターはピタッと止まる。止水栓を開けてみると緩やかに回り始める。
『漏水やん・・・めんどくさいやつやん・・・』
という訳で、家の中側の問題であることが判明。再度知り合いの業者さんに電話し、きてもらうことに。
しかし、所有されている装備では簡単には見つからず、何日かかかってしまいそうということで、丹波市内の専門業者を紹介してもらい、話を繋いでもらい。お盆期間中に時間を合わせてきてもらうことに。
『じゃあ、今から調べていきますので。午前中には終わると思います』
朝一番から来てくれて調査開始。30分もしないうちに原因箇所が特定。めっちゃ早い。
『洗面台の、下でした』
洗面台をどけて、下の配管を覗いて見ると、
パイプから噴水のように水が噴き出してるではありませんか。
普段よりも一ヶ月で10㎥以上も漏水していたのでいくら家の中とはいえ、家の外まで水が漏れてくるんじゃないかと思っておりましたが、下にしみこんでいったのもあれば、該当箇所は家のど真ん中であり周辺は下がコンクリートだったりしたので目に見えるかたちではわからなかった模様。
漏水の原因は、取り付けの際にどうやら塩化ビニルのパイプをライターか何かであぶって曲げた形跡があり、そこに穴が開いて漏れてたっぽいとのことでした。
パイプ自体も、さすがに40年も経てば耐用年数をとっくに過ぎているので、まあ経年劣化ですねえ、といった話で着地しました。
後日、古民家のリフォーム等を仕事にしている人に何人か聞いてみたんですが、やはり古民家を購入されリフォームする場合には基本的にはこういった配管関係は全てやり直すのが基本とのこと。
そりゃそうですよね。耐用年数過ぎているんですから。
いくら柱や壁、床なんかが綺麗で改修する必要がなかったとしても、こうした目に見えない部分の改修は予めやっておく方がやっぱりよさそうですね。
最近、空き家バンクを通じて古民家を購入されるケースも増えておりますし。
購入の際は、今回のような上下水道の配管や電気の配線等の目に見えないところもどうされるか、しっかり検討されることをお勧めしますね。
※ちなみに、今回のように漏水があった場合、減免措置があります。詳しくは丹波市役所webサイトまで
では。
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たんば”移充”テラス「Turn Wave」
裏方担当 井口元(38)
~プロフィール~
大阪市生まれ吹田市育ち。
ひょんなことから2012年12月に丹波市へお引っ越し。
株式会社ニュービレッジ計画発起人。二児(4歳娘、2歳息子)の父。
~最近の一コマ~
梅雨があけてから全然雨が降りません。雨よこい。
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