相談員ブログ

相談員ブログ 2021.06.10
菅沼加奈子

獣道つくりました。

木曜日担当の菅沼です。

実は、昨年の秋から友人4人と、春日町にある山の登山道を復活させ、整備する活動を始めています。
>>プロジェクト0.551キロ‐まきんこの森から行く!水分れ縦走登山道‐

この山は昔、地域の村の人が薪を拾ったり、家を建てる杉を育てたりと生活を共にしていました。お風呂を焚いたり、おくどさんを使うのに、小さな子どもも薪を拾いの手伝いに山に入っていたそうです。
その後、ガスが普及し、薪を使わないようになり、今では「危ないから山には入るな」という時代になりました。
私がその山に入るようになったきっかけは、山好きの友人たちと

-昔は地域のみんなが登っていた山に登ってみよう。

と探検したことから。※登山ガイドの資格を持っている友人の案内で山に入っています。
人がしばらく入ってない山は荒れ放題で、身を屈めながら、地面に這いつくばりながらの登山(笑)地図には載ってない岩場もあったり、想像以上にハードでしたが、開けた場所から丹波市の景色を見下ろしたとき、その美しさに感動。この場所を私たちだけでなく、色んな人に見てもらいたい!とみんなの想いが一致したことで、登山道復活・整備の活動が始まりました。

そこでまず立ちはだかった問題は、

-この山の持ち主は誰なのか?

きっと調べるのにも時間かかるよね。そして一人一人から承諾もらうのも時間かかるね。と思っていたのですが、幸いなことに上の方は地域の村の持ち物であることが次の日には判明!そこから村の人に何度か挨拶と説明にもうかがわせてもらいました。すると、応援だけでなく、昔の山の様子を色んな人が話してくれました。昔は山と生活を共にしてたこと、今は入らなくなってしまった山だけど、大切にしている想いも。
そんな沢山の人の想いも乗せて、新型コロナウイルスの感染対策を講じたうえで5月に開通イベントをしたところ、市内外たくさんの人に参加していただき、喜んでいただけました。
>>https://www.facebook.com/project0.551km/posts/165693442127522

ここがゴールではなく、ここからがスタートの登山道整備。作ったものも整備が続けることが出来ていない登山道が丹波市内に多くあるのが現実なのです。これからも定期的に整備し、遠い未来もずっとたくさんの人に愛される登山道にしていきたいなぁ。

 

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たんば”移充”テラス「Turn Wave」
菅沼 加奈子

-*-Profile&message-*-
島根県益田市出身。
高校卒業後は進学を機に大阪へ。2016年2月にパラグライダーをするために丹波市へ移住。

出来上がった登山道は、完全に「獣道」で、ロープを使う個所もいくつもあり、普通の登山道とは違うハードではありますが、山を楽しめるものに仕上がりました。
挑戦したい方おりましたら案内しますよ!

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