相談員ブログ

相談員ブログ 2021.10.27
上山未登利

稲刈りと栗拾い体験

こんにちは。水曜日担当の段畑です。

実はこの秋、初めての体験をしてきました!
大型コンバインでの稲刈り体験!と大きな大きな丹波栗拾い!!

 

移充スカウトサービス「smout」というサイトを通じてイベントを開催した「マスター農家に教わる!機械でがっつり稲刈り体験」。
(詳細はこちら>> https://smout.jp/plans/5013)

丹波篠山市に長年住みながら、実は稲刈りも栗拾いも初めてで観光客のように楽しみました!なぜ京阪神からわざわざ栗拾い体験に多くの方が押し寄せるのか、理由がわかるほどすごく楽しかったです!

 

写真の右の方に小さくパラグライダーが映っているの見えますか?
快晴で黄金の田んぼと青空と気持ちそさそうに飛ぶパラグライダーの風景は最高でした!

 

 

コンバインは車に乗れたら簡単と言われましたが、
左手は前進・後進の切り替えと速さ、右手は狩刃の上下と進む方向の運転を行うので同時に考えることが多くて混乱しました!
でも、自分の運転するコンバインが通った後を振りえると綺麗に刈り取られていて感動と気持ちよさを感じました。

 

完全な初心者の私でもできたことに嬉しさを覚えましたが、
でも私のスピードは今回指導してくださったお父さんの1/10ほど。
お父さんはめちゃくちゃ早くてかっこよかったです!農業してる人ってかっこいいですよね〜。(お父さんが運転しているところは早すぎて撮影しそびれました)

 

もし来年体験してみたい!農業してみたいという方おられたらぜひお手伝いに挑戦してみてください。
なんと一緒に働いてくれる仲間も募集されているそうです!
農期以外は、息子さんの経営する造園業や事務などのお仕事も幅広く携われそうです。
移住と就農を検討されている方はぜひたんば“移充”テラスまでご連絡ください。

しかし、よほど緊張したのか翌日は腕、背中、足と全身強烈な筋肉痛になりました(笑)

 

 

 

稲刈りをYouTubeで生放送した後は、予定外でしたがご好意で栗拾いもさせていただきました!
直売所や丹波市内の老舗和菓子屋に卸す予定の高品質な栗だそうなのですが、普段丹波栗を買わない私は大きさと艶にびっくりしました!
それがあちこちに落ちていて、端から順に拾っていたのですが、拾った側から後ろで「ドサッ」という鈍い音。
実りの時にはこんなに短時間で次々と落ちるものなのか!とまたまた驚き。

 

写真のように足でトゲトゲの皮を開いて、トングで実を取り出す作業も腰を曲げた状態。もちろんくりを拾うときも腰を曲げますし、栗から栗まで移動する際も栗の木が低いの腰を曲げて移動します。
これは毎日出荷している農家さんは本当に大変だなと実感しました。

 

「その栗林もこの農地をもらったときは田んぼだったけど、水捌けが悪く日照時間も短いからどないしよか思てたら、
あっちに見えている山裾の栗の木に立派な栗が成っているのをみてすぐに栗の木を植えたんや〜」というお父さんのエピソードを伺い、自然に寄り添って生きる逞しさと農業の難しさも感じました。

 

栗拾いの後は「宝探し行きましょう」と歩き出すお父さん。
なんとついて行った先には籾殻の山が。一部煙が出ています。

 

もしかして・・・?!という期待通り、中からはアルミホイルに包まれたホクホクのさつまいもが!

おやつに美味しくいただきました。持って帰った1本はポテトサラダならぬさつまいもサラダにして大満足でした!

 

籾殻はそのまま収穫後の田んぼに漉き込んで栄養にすることが多いそうですが、今年はお米の天敵である「稗」という雑草の種も混じってしまったのでそのまま漉き込むと来年の稲作に影響が出るとのことから、籾殻を燃やされたそうです。
一つ一つの作業に理由があり無駄がなく、燃やした熱も利用して焼き芋を楽しめるなんて素晴らしいですよね。

 

 

兼業農家をしてきた方も高齢になり、年々遊休地が増えていく中、今回お世話になったお父さんのように周囲の農地の所有者に依頼され耕作する面積が増えていく農家さんがおられます。
6ヘクタールをほとんどお一人で稲刈りするというお父さん。大型農機具はなくてはなりません。自然栽培の手植えや手刈りのイベントはよくありますが、機械でこれだけの面積を行うという体験は意外とないのでは、ということで企画した今回のイベント。

移住して就農を夢見る方、家庭菜園と思っていたけど農地がたくさん物件についている方など、さまざまな方に参考にしていただけたのではないかと思いました。

 

 

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たんば”移充”テラス「Turn Wave」
段畑未登利(31)

-プロフィール-

尼崎市生まれ、3歳から丹波篠山市育ち。丹波大好き。
転職を機に、生き方・暮らし方を見つめ直している時期に、
丹波市の自分らしく暮らしている人にたくさん出会い、丹波市へ。

 

お父さんお父さんと、書きましたが、想像するような
地域のおじさんではなく、最近まで大企業でバリバリ働いておられた
スマートなおじさまでした。ご自身は子どもの頃から親の背中を見て
覚えたというお父さんはまともに教えてもらったことはないそうですが、
かなり教えるのもお上手でした!

都会の感覚も保ちつつ、栽培技術だけでなく販売・経営スキルも
備えたお父さん。こんなに恵まれた求人情報ないのでは?ぜひ!

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