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イベントレポート たんば"移充"計画 2023.03.26

|開催レポート|たんば”移充”計画交流会「古民家リノベ体験」

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たんば”移充”計画では、丹波市へ移住された方が、地域に根付いてより豊かな暮らしをするお手伝いをするため、交流会を実施しています。


交流会「古民家リノベ体験~仕上げ作業編~」を開催しました!

田舎に移住して古民家を手直しして暮したい…企画したスタッフもそんな一人。本格的な作業からちょっとした手直しまで、ネット上にはあらゆるHow toが紹介されています。ですが、やはり現場で、実際に手を動かして、できればプロから説明を受けながら、実践を積むことほど有効な手はありません。

ということで今回、たんば”移充”テラスではおなじみの一級建築士、出町さんを講師に、リノベーションの仕上げ作業を体験しました。

イベント詳細はこちらから >> 「古民家リノベ体験~仕上げ作業編~」

説明の時点で発見がいっぱい

当日は、お子様連れのご家族から50代のご夫婦まで、スタッフ含め総勢12名が丹波市春日町にある古民家オフィス「旧西山邸」に集合。移住して藁ぶき屋根の古民家を購入したという方、最近になって二拠点生活をするための物件を見始めたという方、地元出身者でDIYに興味があるという方などなど、それぞれの立場から古民家改修体験に対する想いを伺いました。

   

自己紹介が終わったら現場見学と作業の説明です。あらかじめ質問の挙がっていたポイントも抑えながら、講師の出町さんが忌憚ないアドバイスをくれるのに合わせ、驚きや納得など参加者の表情が目まぐるしく変わります。かなり実践的な情報が盛りだくさんでメモを取りながら、質問がどんどん出ていました。

参加者:自分もDIYに興味があるが、誰でも気軽に出来るものか?何をどこまでやっていい?

家の造りや環境によってさまざまだし、さらに本人の経験値や得意不得意も考えないといけない。でも間違って大切な柱や壁を取ったら安全性にも問題が出るほど、大切な判断。まずはプロと現場を見て判断してもらって。

参加者:この家のように、自分が購入した古民家にもシロアリがいるよう。どう対応すればいい?

シロアリは駆除した次の月にはまたやって来るかもしれないから、程よい距離を保つ前提で定期的にチェックするしかない。他にも「益虫」になるものとの付き合い方とか、古民家ならではの考え方がある。

参加者:土壁を塗り替えたいが、どの材料を選べばよい?

基本的にはホームセンターで調達できるもので十分だけど、仕上がりイメージに合わせて必要な物ややり方は様々。今日の作業は皆さんが自分で再現できるようにするので、写真とってメモとってぜひ真似して。

黙々と作業、時々おしゃべり

今回チャレンジした作業は、土壁と石膏ボードの壁2種塗り比べ。住まいるバンクに登録されている物件の多くは築60年前後で、土壁が沢山使われているケースをよく見かけます。下地のみ、しっくい、ラメ入り繊維の化粧壁など様々な段階の壁をどう処理するか。いろいろなパターンの説明と作業体験を出来るよう、掃除や下地塗りなど下処理から体験しました。

説明を聞いて分かった!と思っても、実際に作業を始めると「どの部分を塗ればいい?」「崩れているところの処理はどうやる?」「ハケもコテも、使い方が難しい!」など、色々な疑問が沸きます。お互いに確認し合ったり、講師に聞いたりしながらも、集中すると黙々と手を動かす参加者。

楽しいランチ。ご近所さんもやってきて、火起こしからDIY

まだところどころ雪が残る中庭でランチの準備。古民家に残されていた移動式のかまどと羽釜でお米を炊き、丹波のお野菜で豚汁も作ります。もちろん作業は、薪(ということにした、改修工事で発生した木材)を小さくして火を起こすところからDIY!友人家族が集まってデイキャンプを楽しむような感じで、お互いの移住ストーリーをおしゃべりしながらも、お野菜を切る人、火を起こす人、お皿を出す人…と自然なチームワークでどんどん進みます。

羽釜でご飯を炊くなんてスタッフも初めて!どうすればいいか、ああだこうだと言っている間に、ご近所のお母さんが登場し、手で水の量を測ったり、ふたを開けずに炊き加減を確認したり、炊飯器のように音が出ない完成のタイミングを教えてくれたりと、子どもたちも大人も生活の知恵に興味深々。調達した野菜の生産者について紹介したり、その食べ方について意見交換したりと、素敵な交流が生まれていました。

 

怪我もなくキリの良いところまで進めて片付けに入りました。すっかり仲良くなった参加者は口々に、説明のおかげで簡単にできたことを喜び、ちょうど同じ状態の我が家の壁を作業するから手伝いにきて!と連絡先を交換していました。そしてスタッフには、ぜひ続きをやる時には呼んで欲しい、と。毎回大人気の古民家改修企画、より多くの「住まいるバンク物件オーナー」の皆さんのお役に立つため、ご期待に応えてぜひ引き続き計画していきたいと思いました。

 

たんば“移充”計画とは

丹波市への移住希望者や移住された方が、地域に根付いてより豊かな暮らしするお手伝いをするために、たんば“移充”計画の会員同士で交流会を実施したり、移住者向けのおすすめ情報などを発信するプログラム。

詳細や過去の開催レポートは「たんば“移充”計画」からご確認ください。

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開催されたイベントの様子を、参加した相談員の視点でレポート!
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