イベントレポート

イベントレポート たんば"移充"計画 2021.03.30

|開催レポート|「たんば”移充”計画」交流会「丹波の手仕事 竹かごワークショップ」

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「たんば”移充”計画」では、丹波市へ移住された方が地域に根付いてより豊かな暮らしをしていただくために、移住者と地域の方との交流会を実施しています。

今年度3回目のたんば”移充”計画 交流会は、「丹波の手仕事  竹かごワークショップ」。

2020年11月1日、丹波市春日町は鹿場(かんば)公民館にて開催しました。

昨年の移住者交流会アンケートでも体験したいと希望の多かった「田舎の手仕事」を地域の方に教わりました!

●イベントの詳細はこちら >> https://teiju.info/event/5920

 

講師は丹波竹細工同好会の中川篤郎さんと畑康夫さん

丹波竹細工同好会ははじめ10数名で発足しましたが、竹ひごを作る難しさから挫折していく人が多く、現在はお二人で活動されています。
定年退職されてから始めたお二人、この伝統技術がなくなる前になんとかメンバーが増えてほしい!と、丁寧な手仕事に大尊敬の相談員は切に願っています。

移住した方から聞かれるのは、実は移住者同士以上に「地域の方と繋がりたい」という声。今回の講師のお二人は丹波市で生まれ育った生粋の丹波人です。
時々、講師から説明中に丹波弁が出て、キョトンとしている参加者(移住者)に一緒に参加する相談員が通訳する場面も(笑)

移住者と普段交流することが少ない講師陣も、移住者が丹波市の伝統文化に興味を持って積極的に覚えて帰ろうとする姿に喜んでくださいました。

 

 

▲講師の中川篤郎さん。優しい笑顔が印象的。実年齢よりお若い!

▲講師の畑康夫さん。長年竹細工をされているから指が太くて硬い!

▲竹ひごの作り方も見せてくださいました。道具も手作り!太さが調整できるようになっています。

▲参加者の皆さんも道具まで興味津々です。

 

 

作ったのは曲線が美しい竹かご

 

1~2時間の制作時間だったので、今回竹ひごは講師陣にご用意いただき、16本の竹ひごを編むところから。

竹は曲げてしまうと折れることから、丸い形が向いているそう。折れないようなカーブの曲線デザインと折れないけど曲げやすい計算された竹ひごの太さ。外側の青竹と中側の白竹の配色も可愛い。

竹かごは、生活用品を身近な素材で作っていた日本人古来の知恵ですが、美しさや遊び心も感じます。

形や色などは古典的ですが、今に通ずる普遍的な美しさ。この伝統文化が今も残っていることの尊さも感じます。

 

講師陣は10分もあれば編めてしまうこの竹かご、シンプルなようで交差する時にどちらが上なのか、曲げた後はどこに差し込むのかなど、完成品の見本を見ていても全くできない!

あちこちから「難しい〜!」「教えてください〜!」という声が上がり、講師陣も忙しそうに教えて回っておられました。

何度目の前でやって見せてもらっても、自分でやろうとするとわからなくなる。
やはり初心者には易くありませんでした。伝統工芸の習得は一日にしてならず。今回1人で編めた人はいませんでした。

 

▲参加者10名に対して、講師は2人。教えるのが追いつかず、講師を待つ参加者同士で自然に教え合いが始まります。

▲さらに大きく複雑で繊細な畑さんの作品を見て感嘆の表情の参加者!

 

 

 

 

完成後は自己紹介をしながらコーヒータイム

やはり初対面でも共同作業すると会話が弾みますね。

普段何をしているのか、どこから来たのかなど互いに質問し答え、連絡先を交換した参加者もありました。

今回は、結婚を機に丹波市へ移住し友達がいないという方も参加してくださいました。
移住後、子どもがいない場合ママ友もできないし子育てセンターでサークル活動にも参加できないし、なかなか職場以外の友人を作るきっかけもないですよね。

 

また、手仕事を学べるということで丹波市でガラス作家をしている方や丹波布を作っている方、スプーンなどの木工を趣味でされている方、柳細工をされている方、お蕎麦屋さん、お菓子も料理もできちゃう農家さんなど多才な方々の参加が多かった印象でした。

いつもは参加しないけどこのテーマだからこそ参加してくださった方も。

作家さん同士でコラボ商品を作ろう!なんて話まで出たそうで、交流会の甲斐があります。なんとも嬉しい化学反応。

丹波市内だけでなく近隣の丹波篠山市や豊岡市からも参加してくださり、移住後の生活圏が広まったかもしれませんね。共通の興味関心がある人同士、性別も年齢も様々な方が集まりました。

参加しなければ会うことがなかったであろう人との出会いが、この移住者交流会の醍醐味です。

 

最後に集合写真!

この日は中川さんと畑さんの作品もたくさんご用意いただきました。

 

みんなそれぞれにお気に入りを見つけ、購入したものを持って写真撮影。

「可愛い〜ほんまにすごい〜可愛い〜安すぎる〜」の嵐で、
「欲しいのがありすぎて迷う迷う!」と、2つ買う方も。

皆さんの竹かごを見る眼差しが嬉しそうで、見ているこちらも嬉しくなるほど。本日のハイライトでした(笑)

私たち相談員もちゃっかりゲットしました!

 

次回交流会も、皆さんから頂いたアンケートを基にイベントを実施していきたいと思います。
今この記事を読んでくださっている移住者の皆さんも
「こんなイベント企画してほしい!」というリクエストは相談員までお寄せください。

これまでに参加された方も、初めましての方も、
いろんな方と出会ったり刺激を受ける「たんば“移充”計画」へのご参加お待ちしております!

 

たんば“移充”計画とは

丹波市への移住希望者や、移住された方が地域に根付いてより豊かな暮らしをしていただくために、たんば“移充”計画の会員同士で交流会を実施したり、移住者向けのおすすめ情報などを発信するプログラム。

詳細や過去の開催レポートは「たんば“移充”計画」からご確認ください。
今年度もTurn WaveHPにてイベント開催についてお知らせしていきます。お楽しみに!!

 

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開催されたイベントの様子を、参加した相談員の視点でレポート!
興味の湧くイベントが見つかったら、チェックしていこう。