相談員ブログ

相談員ブログ 2023.04.03
中川ミミ

新年度の変化

こんにちは!月曜日担当の中川ミミです。

新しい年度が始まりました。
何キロも続く加古川沿いの桜並木がちょうど満開で、仕事の移動中ですら目に入るとウキウキします。その傍らで、丹波市の花「カタクリ」や群生する一帯をよい香りに包む「ミツマタ」も見ごろを迎え、普段にも増して季節の移り変わりが感じられる、今年の丹波の春。

そんななか、移住後8回目の春を過ごしている私に起きた変化についてお話しします。

変化というのは、行政の人事異動に関わるもの。
丹波市のような地方のまちに暮らしていると、行政がとても身近なものに感じます。ましてや私は市長から業務を委嘱される地域おこし協力隊としてUターン移住したため、一気に内側の人になったのでした。行政に関わる人々にとって、春は異動の時期。そして今回、私が丹波で働き始めた時の「上司」に当たる人が定年退職されました。

スタートから10年以上が経過し全国で6000人を超える隊員が活動してきたにもかかわらず、定着率の低さや地域・行政などとの揉め事など、ネガティブな情報が付きまとう地域おこし協力隊という制度。その成果は、特に担当者など受け入れ環境に大きく影響されると考えられているなか、私が今も丹波市で活動を続けられている多くの要因の中でも、そのスタート地点が彼の元だったというのがとても大きかったと思っています。

行政文章の書き方から平等公平の考え方まで、とにかく何でもなぜ?と問いつめ困らせた記憶が。総務省が隊員の産休制度を導入したのは、私が丹波市から独自制度を準備してもらった2年も後のこと。新設の課で新事業ばかりのなか民間から受け入れる新人なんて、教えることばかりで大変だったはずだけど、自ら「上司ではない」と言い切る姿勢でいてくれたから、課全体が私を対等な立場で協力し合う存在として尊重してもらえたと思っています。

この時の新事業から生まれたのが、丹波市の移住相談窓口であり住まいるバンク。
担当が変わり、社会環境が変わり、事業内容も移り変わりながらも、沢山の移住者のお手伝いを続けてきた取り組みです。人事異動というのはどの行政事業にとっても大なり小なりの影響を与えるものですが、今回ばかりは、私たち内側の人にとって感慨深いもののように感じるのです。

最近では、地方への移住という選択肢が大衆化し、相談窓口に求められる役割も安定してきました。

そんな時代に求められるのは、今だからこそできる丹波市での暮らしと、その楽しみ方を的確に伝えられる力。私たちは、田舎暮らしの実践者としての経験を、日々更新しながら相談対応にあたっています。また今年度からは新メンバーを迎える予定です。窓口に来られる方々に寄り添う姿勢はこれまでと変わらず、提供するサポートはこれまで以上に、の気持ちで、新年度スタートです。

#丹波市 #丹波市移住 #移住
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たんば”移充”テラス 中川ミミ(42)

【プロフィール】
エチオピア生まれ丹波市青垣町育ち。世界各地で学び働き暮らして、2015年から再び丹波。仕事にも子育てにも、妥協しない!と日々奮闘中。一般社団法人Be 代表理事。

【ミミより情報】
新メンバーのご紹介も近々!その内このブログにも登場してもらいたいと思っていますので、お楽しみに。

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