相談員ブログ

相談員ブログ 2022.06.20
中川ミミ

田舎暮らしの貴重なひとこま

こんにちは!月曜日担当の中川ミミです。

今年も丹波市各地ではホタルがたくさん飛ぶ季節になりました。

丹波市の最北の青垣町で幼少期を過ごした私は、ホタル当たり年と言われる昨年、子どものころに見たホタルの様だと懐かしく思っていました。そして今週末。地元の先輩に案内してもらって、ホタルを見に電線が繋がった最後の電柱のさらにその先へ。

周りに光が全くない中を娘と友人とでまとまって、木々の間から見える空の明るさと直視しなければ目が慣れて見えてくる舗装道路の白線を頼りに、川沿いを山の中で歩いて行きました。すると間もなく、自分の周りや頭の上を自由に飛ぶホタルに囲まれます。

他の個体より鮮やかに発光することで異性の気を引こうとする求愛活動なので、外灯など他の光源がある場所ではその光の届かない場所に隠れるため、木や草が生えている川の上などに集まるのだそう。翻って、周りに光が全くない山中になると、競合を避ける必要がなくなり、水や地面から離れたところにも飛んでいくのです。

「蛍は本来、こんなに自由に飛ぶことができるんだよ」と先輩。それと同時に、きっと子どものころの私も、今より光源が少ないかつての丹波市青垣町で自由に飛ぶホタルを見たのかな…数が多いだけではない、特別な景色を見ていたのかな…と思いが巡ります。そしてそんな経験を今度は自分の子どもと共有できたことが何より感慨深い、田舎暮らしの貴重なひとこまでした。

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たんば”移充”テラス 中川ミミ(41)

【プロフィール】
エチオピア生まれ丹波市青垣町育ち。世界各地で学び働き暮らして、2015年から再び丹波。仕事にも子育てにも、妥協しない!と日々奮闘中。一般社団法人Be 代表理事。
【ミミより情報】
とか書くと、どこですか?案内してください!というお問合せをいただきます。しかし観光スポットとして公開されている場所(※)以外は秘密にするようにしています。案内してくださった先輩とも観光公害や心無い行動につながる危険性について話しながら山を下りましたが、山や里はどこも地域の人が大切に管理されている場所であり、Uターン移住して8年目の私もお誘いがあって初めて注意を払ってお邪魔する場所。ぜひ、移住されて地域に根差した暮らしを始められて、地元の人からのお誘いがあるのを楽しみにされてください。

丹波市観光協会「丹波のホタルまつり」についてはこちらから

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