モノを安易に捨てない暮らし
こんにちは!月曜日担当の中川ミミです。
移住相談窓口では、田舎に移り住んだ後の生活を考える時に「丁寧な暮らし」とか「スローライフ」というキーワードが挙がることがよくあります。しかもその多くが、表面上それらしいものではなく、しっかりと勉強したうえでその人なりの考えに基づいいていて、かつ実践的な、どちらかというと自給自足に近いケース。他者や経済の仕組みに委ねすぎない暮らしを求める人が増えているように感じます。
そしてその実践方法も、家庭菜園で家族が食べる分をまかなうこと、鶏など動物を飼って食べ物の自給率と安心を手に入れること、自家発電や再生可能エネルギーを選ぶこと、長く使えるナチュラル素材の衣服や生活用品を選ぶことなどなど、十人十色。その人なりの組み合わせを選び、慣れたらまた1つ増やしてと、次々にチャレンジされている先輩移住者の姿をよく目にします。
私はどちらかというと、モノを安易に捨てないことに力を注いでいる気がしています。
例えば洋服は手直しするしそもそも古着。極力買わないし、不要になったらリサイクルショップへ。食べ物のロスはまだ失敗することが多いけど、実家の両親とキエたん(丹波ローカル版キエーロ)を導入しようと話しています。そして住まいは中古物件をできるだけDIYで手直しして暮らしていく計画。とりあえず衣食住から始めて、あれもこれもと思い描く日々です。
そんななかでずっとチャレンジしたかったのが、金継ぎ。
気に入って使っていたけど欠けたり割れたりした食器を大切に取ってある人も多いのでは?その破損部分を単に修復して使うのでもエコだけど、個性的な絵柄と捉え見えるように修繕する日本の粋な技術。モノを安易に捨てない、さらにかっこよくして使い続けるって、素敵だと思うのでイベントとして企画しました。
じっくり作業に向き合いながら、同じくらいの時期に移住した「移住同期」にも出会える機会。移住して数年が経つ皆さんにお勧めです。
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たんば”移充”テラス 中川ミミ(41)
【プロフィール】
エチオピア生まれ丹波市青垣町育ち。世界各地で学び働き暮らして、2015年から再び丹波。仕事にも子育てにも、妥協しない!と日々奮闘中。一般社団法人Be 代表理事。