相談員ブログ

相談員ブログ 2022.12.05
中川ミミ

日常と非日常と

こんにちは!月曜日担当の中川ミミです。

先週あたりを境に、冬が始まった感じがする丹波市。
出勤時に車の氷を落としたり、1日の最高気温が10度に行かなかったり、近隣市に暮らす友人が初冠雪のニュースを知らせてくれたり。今シーズン初がたくさんあったように思います。

ちょうど今日、移住相談のなかで「丹波市での暮らしで嫌なことは?」との質問。魅力を問われることは多いけど、逆は少ないのでちょっと考えてから答えました。子育て中で夫婦ともに働いている40代の今は生活不便を感じていないことを伝えたうえで「強いて言うなら、思い立った時に美術館に行けないこと」と。

気軽に美術館に…というのは、たとえ話。東京に暮らしていた時は、自然を求め郊外まで出かけ、インスピレーションを求め美術館に出かけていました。つまりその時のライフスタイルで足りない非日常を補っていたということ。一方今は、窓の外を見ればリフレッシュ効果抜群の自然が広がっていて、まだまだ発見の多い毎日や日々出会う多種多様な人からインスピレーションを感じています。それでも足りないと感じているのが、アートかなと思ったわけです。

一方、移住20周年を迎えても自分で拓いた自宅の裏山を、未だに嬉々として案内してくれる人もいます。日々違う表情を見せるのが自然だけど、幾度となく同じ場所に足を運んでいるはず。それでも飽きないというのは、とても豊かなことだと思います。もしかしたら彼にも、アートに非日常を求める私のように、足りないものがあって補っているのか、今度聞いてみることにします。

季節が移り変わり、寒くて朝布団から出たくないと文句を言いつつも、今シーズン初のあれこれを楽しみにしている暮らし。東京に暮らしていた時に憧れた非日常が少しずつ現実のものになって、また違ったものを非日常として求める今であっても、不便さや寒さも悪くないと思う今日この頃です。

そして私がそう感じる根底には、人が作為的計画的に作り上げたまちと自然の曲線や歴史の変遷に合わせて形作られたまち、という違いがあるように思い至りました。が、その話はまたの機会に。

#丹波市 #丹波市移住 #移住
================
たんば”移充”テラス 中川ミミ(41)

【プロフィール】
エチオピア生まれ丹波市青垣町育ち。世界各地で学び働き暮らして、2015年から再び丹波。仕事にも子育てにも、妥協しない!と日々奮闘中。一般社団法人Be 代表理事。

【ミミより情報】
写真は以前「紅葉もきれいなのですが。」という回でご紹介した、我が家の裏山の現在の様子。紅葉が終わりすっかり冬の山の雰囲気になりました。後は雪を待つのみ!?

Facebook
Twitter
pocket
Pocket
hatena
Hatena
LINE
LINE

投稿者


月別