相談員ブログ

相談員ブログ 2020.03.31
井口元

豊かさとは

こんにちは~。井口です。

今年度、最後の投稿になりました。丹波市との契約も本日までですので、来月以降のことはまた明日以降の発表になりますが、一端の最終です。いやあ、感慨深い。

 

 

今朝、我が家から歩いて30秒程にある、公民館横の桜が満開を迎えておりました。

もうすっかり春ですねえ。(本記事の写真は全て本日撮った写真です。満開です)

 

 

個人的な考えですが、

「およそ観光地にとって絶対に必要なものは何か?」

と問われれば、

「名付けること」

だと思っています。名前がついていないところに、観光客はまあほぼこない。これないんですね、名前がついてないと、目掛けてこれないので。

名前のついていない観光地は、この世に存在していないと思うのです。

 

 

丹波市は、名前のついていない、風光明媚な場所が、沢山あります。

でも、名前がついていないので、人が全然居ません。今、町中の観光地では桜の花見を自粛してほしいといったニュースが流れていますが、こちらはご覧の通りです。皆無です(笑)濃厚接触する相手も居ない。自分だけの風景が、あちこちで確保できる。

 

 

僕自身、丹波市へ移住してくる前、大阪に住んでいた頃というのは、週末の休みにあちこちいくのを楽しみで、命かけてました笑

一年間で日本中のあちこちへ、年間200~250カ所程の、観光地を巡り巡って。趣味のカメラを片手に。数年間。

それをしないと、日々のストレスとの調和がとれなくなっていました。

 

 

あちこちを巡り巡って気づいたのは、ただ、そこにあった風景の美しさに、観光地は勝てないということでした(あくまで個人的な価値観ですが)。

ただの山上の県境。そこからの眺めが圧倒的に美しかった。

何もない山の中を車で走る途中、ふと横目についた桃の木畑が思わず息を飲むほどの綺麗さだった。

 

この事に気づいてから、観光地にあまり足を運ばなくなりました。そもそも、満員電車や人混みが吐きそうになるほど大嫌いな性分。

人が沢山いる人混みになぜいかないといけないのか。観光地に暮らすイメージは皆無でした。

 

 

丹波市のことをさっぱり知らないまま引っ越してきて、よかったなあと思うのは、こうした観光地でもない場所で、観光地としての名前もないところで、美しいと思える風景がそこかしこにあること。

観光地でもないのに、なぜ桜や、色んな花が植えられているんだろう?

それは、誰に確認したわけでもないですが、個人的には、自分達の暮らしを豊かにする為に、整えられてるのかなということにしています。

 

あまり人に教えていない、自分の好きな場所が沢山。

“豊かさ”ってほんと、何なんでしょうね。色んな考えがありますが、こうした“自分達のことは自分達で創る、創れる素地がある”っていうのは、一つの豊かさだなと思う次第。

 

 

これから先、丹波市へ移住してこられる人たちにとっても、お気に入りスポットが見つかることを願って。

 

では。

 

================
たんば”移充”テラス「Turn Wave」
裏方担当 井口元(37)

~プロフィール~
大阪市生まれ吹田市育ち。
ひょんなことから2012年12月に丹波市へお引っ越し。
株式会社ニュービレッジ計画発起人。二児(4歳娘、2歳息子)の父。

~最近の一コマ~
桜が咲くと同時に、カメムシとの闘いが勃発。今年も始まったかあ・・・泣

================

Facebook
Twitter
pocket
Pocket
hatena
Hatena
LINE
LINE

投稿者


月別