Trash Talk!
こんにちは!月曜日担当の中川ミミです。
移住相談でお話することの一つとして、虫や動物の話があることは前回の出る季節でもご紹介しました。今回もそんな田舎暮らしあるあるにまつわるエピソードを。
移住して5年。先日ついにやってしまいました。
ゴミの出し方が悪かったために、持って帰ってもらえなかったのです!
それではここで説明しよう:丹波市のごみの出し方。
ステップ1 ゴミ袋の購入
まず「丹波市が指定」する「有料」のゴミ袋を購入します。
市内のスーパーやコンビニ等、あらゆるところで取り扱っています。見つからなかったという言い訳なんてできるわけがありません。必須ですが1枚50円~と、決してお安くありません。
移住前に東京で暮らしていたころのようにスーパーの袋を使うなんて、もってのほか。
ステップ2 カレンダーをチェック
市内6つの地域ごとに決められたカレンダーがあります。年度初めに全戸に配布されるものを冷蔵庫に張りましょう。これを怠ると、平日の昼間に住民センターに取りに行くかネット掲載のものを確認OR印刷する羽目に。ちょっとしたことが面倒です。
我が家では夫婦で共有しているグーグルカレンダーでも管理しています。
ステップ3 分別
ここまできてやっと分別を考える準備が整いました。ルールに従って分別し、ものによっては清掃し束ねたり別の透明な袋にまとめたりします。古着など数か月に1回しか出せる日がないものは、次のチャンスが巡ってくるまで保管しなければなりません。
でも私は保管している間に忘れます。
ステップ4 記名
そうです。ゴミに名前を書くのです。でかでかと油性ペンで。しかもそれだけではありません。お住いの地域に丸もする。どこの誰が出したごみかが一目瞭然になります。はじめはとても驚き、抵抗感がありましたが、次第に責任をもって出すためのルールであることを理解しました。
でもこれも忘れてしまいます。だから今では玄関に油性ペン完備。
ステップ5 出す
当日の午前8時半までに所定の場所に、がルール。通勤道中に立ち寄れるにも関わらず、車のトランクに入っているのを忘れて仕事に行ったことも、忘れて通りすぎたときに娘に「出さないの?」と教えられたこともあります。
やっと出せました。
いや、出せなかった。出したけど、ステップ3「分別」をきちんと理解しておらず、プラスチック系ごみの中にもう書けなくなった蛍光ペン(!)を入れていて、持って帰ってもらえなかったのです。昨日出したはずの袋にでかでかと「中川」と書かれたごみが残っている…これを発見したときの恥ずかしさといったらありません。
もうお分かりですね。
一見めんどくさいと感じてしまう、これらすべてのプロセスには、理由があるのです。
丹波市のような地方の行政区では管轄面積に対して人口が少ない。都会では行政が(住民からの税金を原資に)提供する様々なサービスを同じように行えない代わりに、住民自治に任せられています。草刈りや溝掃除などの地域の環境美化活動も、自治会など地縁組織の活動も、総じていわば「自分のまちは自分たちで守る・作る・繋ぐ」ための活動。都会では関わる人が多すぎてどこかの誰かがやってくれていることだったことも、みんなで助け合って暮らしていることの裏返しですね。
そう思うと、時にめんどくさくて責任が重いように感じることも、一方で享受できている田舎らしい生活を支える大切な一部と理解できるようになりました。
※最後に(7月7日追記)
上記内容は中川個人の経験をもとに体験したエピソードです。同じ失敗をしないように、ごみ収集の方やゴミステーション管理者にお手間をかけないためにも、丹波市のごみ・リサイクルに関する情報をご確認くださいね。
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たんば”移充”テラス 中川ミミ(39)
【プロフィール】
エチオピア生まれ丹波市青垣町育ち。世界各地で学び働き暮らして、2015年から再び丹波。仕事にも子育てにも、妥協しない!と日々奮闘中。一般社団法人Be 代表理事。
【ミミより情報】
ちなみにタイトルのTrash Talkとは、英語のスラング的表現で、悪口を言う、悪態をつく、乱暴な言葉を使う、という意味。ゴミを意味するTrashと、それにまつわる愚痴エピソードと、拙い文章と、残されたごみを見て思わずs**t!と悪態をついてしまった自分をまとめてみました笑