燕がやって来るオフィス
こんにちは!月曜担当の中川ミミです。
ゴールデンウイークも後半に差し掛かり、すっかり温かい毎日が続く丹波市。
たんば”移充”テラスでは、この連休中も移住相談窓口を開設しています。
週末と祝日の相談窓口を開設している「旧西山邸」という古民家オフィス。
ちょうど1年前に入居してから、移住相談で出会った方などいろいろな人とワークショップ形式でリノベーション工事を進めてきました。もともと農業倉庫だった離れ、今では2階を私たちの事務所として、1階を応接スペースとして使っています。どちらからも建物がある大路(おおじ)地区のシンボル三尾山(みつおさん)が見える最高のロケーション。天気のいい日は通りに面した雨戸を全開し、程よい自然の明るさのもとそよ風を受けながらPCに向かうのが私のお気に入り。時折、散歩中のご近所さんが立ち寄って話をしたり、自転車で通り過ぎる子どもたちがあいさつしたり、ゆったりと静かな時間が流れています。最高に集中できる!
が、先月末ごろからそんな平穏なオフィス環境を脅かす異変が。
その原因は、つばめ。蛇など外敵から卵を守れる場所に巣を作ろうと、出たり入ったり。大体はつがいで来るけど、時に3匹目がやってきて空中戦を繰り広げる。あたかも自分のスペースと言わんばかりに超低空飛行する羽音に何度驚いたことか。仕事の邪魔をされるので、手をたたいたり大声を発してみたりしましたが、驚かせられたのは2階で作業しているスタッフだけ笑 子どもを守れる大切な住まいを確保するために親鳥たちは必死だからか、ちょっとやそっとでは屈さない様子。数日もしたら巣の形が分かるようになってきて、追い払っていたはずの親鳥たちにも愛着がわき始め、ついには台を作ってやろうと決心しました。スタッフにも一言かけて、こうなったらヒナがかえるまで見守ろうと。
「世の中は大変なことになっているのに、呑気な投稿するな!」「大変な思いをしている人がたくさんいるのに、不謹慎だ!」「行政の仕事だから気楽にやってるのだ!」
というご意見もあるかもしれません。海外含めいろいろな場所で暮らしてきましたが、一人当たりのスペースもたっぷりあって、空き家にはだいたい菜園スペースがあって、エネルギーに変換できる森林資源が豊富で…自給自足からは程遠い今の丹波での暮らしでも、いざという時を想像すると安心感がある。5年前に移住を決めていなかったら?あのまま東京で働き子どもを産んでいたら?GWに実家に帰省できなかったら? 「もしも」を考えてみてもあまり意味はないかもだし、未来への不安はどこに暮らしててもあるだろうし、万人にとっての正解はもちろんない。でも今の私にとっては、丹波で暮らし続けたい、というのが結論。
そしてきっと今、かつての私の立場にいる人たちが「もし田舎に移住していたら、どんなだっただろう?」とか、もしかしたら「事態が落ち着いたら、本格的に地方移住に動こう」とか考えていると思っています。時間の余裕も心の余裕もないかもしれないけれど、チャンスをみつけてご相談ください。事態が落ち着いてまた自由に丹波市に遊びに、うちのオフィスにつばめを見に来られる日に備え、ぜひ今のうちに。
#丹波市 #丹波市移住 #移住
================
たんば”移充”テラス 中川ミミ(39)
【プロフィール】
エチオピア生まれ丹波市青垣町育ち。世界各地で学び働き暮らして、2015年から再び丹波。仕事にも子育てにも、妥協しない!と日々奮闘中。一般社団法人Be 代表理事。
【ミミヨリ情報】
移住相談窓口は連休中も稼働中!オンライン、電話、メールなどでお気軽にご連絡くださいね。